食べカスは口臭の原因に!愛犬への食事の与え方やタイミングを紹介

食べカスは口臭の原因に!愛犬への食事の与え方やタイミングを紹介

便秘ケア

クンクン匂いをかぐけれど食べない、ドッグフードを変えるとしばらくは食べるがすぐ飽きる…といった愛犬の食いつきの悩み。何をあげればよいのか分からなくなり、困りますよね。

食べなくなるたびにドッグフードを変えていると、きりがなくなります。食べムラのある犬に対してどのようにしていけばよいのか一緒に考えていきましょう。

【食いつき・小食 対策】食事のタイミングや見直し方法

ワンちゃんの嗅覚は人と比べて大変優れています。しかし、それに反して味 を感じる味蕾は犬で1,700個、人は9,000個と、あまり敏感に感じることが出来ません。ワンちゃんにとって、おいしいと感じるのは、味よりも匂いが大きく影響しているのです。

品質の良い原料の持つ、素材の香りがワンちゃんの食いつきをアップさせてくれます。反対にグレードの低いお肉などを使用していると、臭いをごまかすために人工香料などを多用していることもあります。人工香料は本来ワンちゃんにとって不要なものです。嗜好性の高い自然の素材を使用したドッグフードを与えるのがおすすめです。

フードを与えるときの注意点

品質が良いものであっても、食べなくなってくることがあります。しかし食べないからと言って、安易に違うドッグフードに変更したり、おやつを上げてしまったりするのはやめましょう。

賢いワンちゃんは「食べなかったら、もっとおいしいドッグフードに変わった」「おやつがもらえた」と学習してしまいます。

品質の良いフードを与えていても、食べなくなってきた場合は、香りが立つように工夫してみましょう。

具体的には「温める、ふやかす、スープをかける、トッピングを利用する」などです。

食事のタイミング

ワンちゃんも、お腹が空いた感覚がないと食欲は湧いてきません。

食いつきが悪い時は「だらだら食べさせていないか?」「おやつを与えすぎていないか?」などをチェックしましょう。

置いておけば、あとで食べるかもしれませんが、だらだら食べると血糖値が下がらず、空腹感が起こりにくくなってしまいます。おやつをたくさんもらった場合も同様です。

食事が終わるまでの時間をしっかり決めて、時間がきたら食べ残しがあってもお皿を片づけましょう。

決められた時間に、決められた量を与え、しっかり空腹を感じるリズムを作ることが大切です。

運動の見直し

食いつきをアップさせるには、適度な運動が必要です。
お腹を空かせるための運動の目安は小型犬:15~30分、1日2回程度
大型犬:30~60分、1日2回程度


犬種によって同じ体重であっても、運動量は異なりますので、あくまでも目安にしてください。

散歩や運動で、お腹を減らしてから、食事という流れが理想的です。運動やお散歩前に食事をとることは胃捻転などの原因になる事があるため、おすすめしません。

適度な運動をすることは、食欲アップに繋がるだけでなく、消化官の働きもよくなります。

食いつきが悪くなる原因は?

わがままや、おいしいものに対しての期待感から、食欲不振になることもありますが、思わぬ病気が原因のこともあります。

主な原因としては「消化器疾患」です。急性の胃腸炎や消化器の腫瘍などが要注意です。また、鼻炎や風邪などで食べ物の匂いが分からなくなり食欲がわかない場合も考えられます。

わがままが原因の場合

「たまたまもらったおやつが美味しかった」「ねだったらまたもらえた」ワンちゃんのわがままは、そういった単純なきっかけから始まってしまうものです。

おやつはあげても構いませんが、「おやつ=食事」になってしまうのは避けましょう。

おやつは1日に必要なカロリーの10%程度が良いでしょう。

着色料や保存料などの添加物が含まれているものは、アレルギーの原因になるので避けてるようにしましょう。

そして大切なのは、欲しがってもおやつをあげないことを家族全員で徹底すること。

決まった量をあげ終わったら、どれだけねだられてもあげないことです。おねだりに負けないようにしましょう。

鼻炎や風邪の場合

鼻炎や風邪で、鼻が詰まってしまって、匂いが分かりにくくなってしまい、食いつきが悪くなる場合があります。

抗生剤などで治療を行い、食いつきの改善をしていきます。

ストレスが原因の場合

ワンちゃんもストレスからも食欲不振になることがあります。

ストレスがかかると交感神経の働きが副交感神経よりも活発になり、体の緊張状態が続きます。すると消化管の働きを悪くなるので、食欲が減退してしまうのです。

犬が体調良く、リラックスして過ごせるよう、特に季節の変わり目は気をつけて様子を見てあげてください。

わんちゃんの偏食・少食対策まとめ

わんちゃんがドッグフードを食べないと心配になってしまいますが、ドッグフード以外のものを1度でも口にすると味をしめて、わがままが悪化してしまいます。

ねだられると「今日だけ」と言ってあげてしまう。この繰り返しは絶対にいけません。

栄養のバランスのとれた良質なドッグフードを選んであげ、それでも食べなくなってしまったらアレンジをして食いつきを維持してあげましょう。

運動や、食事の時間管理、おやつの管理も、飼い主さんの大切なお仕事です。ワンちゃんの健康のためにしっかり管理してあげてください。