窓の外を眺めている猫を見て、「ここに台をつくってあげたい」と思ったことはないでしょうか。編集部も同じことを考えて、方法を調べ始めました。
ところが、作り方を調べているうちに、ガラスの側に条件があることが分かりました。
一般社団法人日本サッシ協会は、ガラスの熱割れについて「発生しやすいのは冬期の晴れた日の午前中」「建物の東面や南面への日射量が大きくなる一方、サッシ周辺の温度は低下しており」と書いています[1]。
冬の、晴れた日の、午前中、東か南の窓。
猫が日向ぼっこをしている場所と時間が、そのまま書いてあります。
さらに、同協会が挙げる対処のひとつが「シャッターや雨戸を半開きの状態で使用しない」[1]。理由は、ガラス面に部分的な日陰ができるからです。
くらすけ
窓にぼくの台をつけるのは、雨戸を半分開けるのと同じでつか?
編集部が引っかかったのも、まさにそこでした。窓の途中に台やハンモックを付けると、ガラスの一部だけが日陰になります。
この記事では、窓際に台をつくる3つの方法と、それぞれで先に確認すべきことを、業界団体とメーカーの公表資料から整理しました。
先に結論
| # | 判断 | 根拠 |
|---|---|---|
| 1 | 窓際の台は「何に載せるか」で確認事項がまったく違う | 天板・ガラス・壁の3通り |
| 2 | 耐荷重の数字は「均等に載せた場合」。猫は1点に集中する | 「耐荷重は均等に物を載せた場合を示します」「たわみの出ない基準ではありません」[5] |
| 3 | 同じ表に60kgと18kgが並んでいる | 奥行220mm/厚40mm=60kg、ただしTVなど集中荷重は18kg以下[5] |
| 4 | ガラスに物を密着させないのは、業界団体とメーカー2社の共通見解 | [1][2][3]の3者すべてに同じ項目がある |
| 5 | 部分的に日陰をつくる取り付けは、避けるよう書かれている | 「部分的に日陰ができると…発生熱応力が大きくなり」[2] |
| 6 | 網入りガラスなら、条件がさらに厳しい | 周辺部の強度が一般の板ガラスのおよそ半分[1][3] |
| 7 | 壁に付けるなら、確認するのはガラスではなく下地 | → [壁の下地補強の記事](https://pet-kurashi.net/2026/09/05/cat-step-wall-backing/)へ |
🔴 編集部の判断を先に書きます。
まず、自分の家の「その窓」がどれなのかを見てください。
南向きか東向きか。ガラスに金網が入っているか。
製品を選ぶのは、そのあとです。
1. 猫はなぜ窓際にいるのか(ここは前置きです)
「猫 窓際」で返ってきたよくある質問26件のうち、「猫はどうしてずっと窓際にいるのでしょうか?」が相対需要40、同じ意味の言い換えを合わせると4件ありました(2026年9月11日実測)。
理由そのものは本記事の主題ではないので、前提としてだけ書きます。
窓際は、外が見える/日が当たる/音が聞こえるという、猫にとっての情報が集まる場所です。だから多くの飼い主が「ここに居場所をつくりたい」と考えます。
問題は、その「情報が集まる条件」が、そのままガラスにとっての負荷条件でもあることです。
日が当たる=ガラスが温まる。外が見える=遮るものがない。
猫にとって良い窓ほど、ガラス面の温度が上がる窓です。
くらすけ
ぼくが好きな窓が、いちばん熱くなる窓だったでつか。
2. 窓際に台をつくる方法は3つ
方法によって、確認する相手が変わります。
| 方法 | 何に載せるか | 先に確認するもの | 主な出典 |
|---|---|---|---|
| ① 天板を使う | 出窓・カウンターの板 | 耐荷重の表示と、その読み方 | LIXIL[5][6] |
| ② ガラスに付ける | 窓ガラスそのもの | ガラスの種類と日射の当たり方 | 日本サッシ協会[1]・LIXIL[2]・YKK AP[3] |
| ③ 壁に付ける | 壁の下地 | 柱・間柱の位置とアンカー | → [下地補強の記事](https://pet-kurashi.net/2026/09/05/cat-step-wall-backing/) |
③は当メディアで既に数値をまとめているので、この記事では①と②を扱います。
3. ① 天板を使う|耐荷重の数字は、そのままでは使えない
公表されている数値
LIXILは「シートカウンター(造作材)」の耐荷重を公開しています[5]。
| 製品 | 厚み t(mm) | 奥行 D(mm) | 耐荷量 |
|---|---|---|---|
| カウンタータイプ(L=3600) | 40 | 220 | 60kg(16.5kg/m) |
| カウンタータイプ(L=3600) | 40 | 300 | 80kg(22.5kg/m) |
| カウンタータイプ(L=3600) | 70 | 500 | 135kg(37.5kg/m) |
| ベンチタイプ(L=1200) | 70 | 300 | 135kg(110.0kg/m) |
60kg。猫が4kgなら15匹分です。数字だけ見れば、まったく問題がないように見えます。
ところが、同じ表に18kgと書いてある
同じページの注記です[5]。
※1 TVなどを載せる場合、集中荷重は18kg(40型TV相当)以下としてください。
そして、その下にこう書かれています[5]。
耐荷重は均等に物を載せた場合を示します。また、耐荷重とは安全に物を載せるための重量であり、たわみの出ない基準ではありません。1箇所に集中して物を置くと耐荷重以下であっても、たわみが大きくなります。
🔴 60kgと18kgが、同じ表の中にあります。
違いは「均等か、1箇所か」です。
猫は、四肢を1箇所に置いて着地します。飛び乗るときはさらに1点に寄ります。
60kgのほうの数字ではなく、18kgのほうの考え方が当てはまる載り方です。
⚠️ ただし、「猫は何kg相当の集中荷重になるか」を示した資料は、今回は見つけられませんでした。
LIXILの18kgはTVを想定した値であり、飛び乗る動物のための値ではありません。
編集部が言えるのは「60kgという数字をそのまま猫に当てはめない」ところまでです。
奥行の説明に、猫は出てこない
同じページで、LIXILは奥行3種類の使い方をこう説明しています[5]。
| 奥行 | LIXILによる用途の説明 |
|---|---|
| 220mm | 文庫本やA4サイズの書類がきっちり納まる! |
| 300mm | 収納ボックスや大きめの食器もしっかりおける! |
| 500mm | 勉強机やワークスペースとしてゆったり使える! |
猫が乗る前提の記述は、ひとつもありません。
これは「向いていない」という意味ではなく、メーカーが想定していないので、その条件での数値は公表されていないということです。
出窓については、メーカーが施主に投げている
もう1点、見つけたことがあります。
LIXILのQ&A「内窓『インプラス』を出窓に取り付けられますか?」の回答は、こうです[6]。
LIXILの内窓「インプラス」を取り付けるためのスペースを確保できれば、出窓に付けられます。ただし、「インプラス」は木額縁納まりのため、アルミ製の額縁などが付いている場合は取り付けできません。また、テーブル板の耐荷重についてもご確認ください。
🔴 カウンターについては表で数値を出しているメーカーが、出窓のテーブル板については「ご確認ください」と書いています。
出窓は製品と施工の組み合わせが家ごとに違うため、一律の数値を出しにくい部分です。
つまり、出窓に猫の台を足すときに確かめる相手は、記事でもカタログでもなく、自分の家の出窓の型式ということになります。
くらすけ
うちの出窓の名前、だれも知らないでつ。
型式は、サッシの枠に貼られたシールや、家の引き渡し書類で確認できます。
4. ② ガラスに付ける|製品側の仕様
窓ガラスに吸盤で固定するタイプは、工事が要らず、賃貸でも使えます。上位に出てくる方法もほとんどがこれです。
公式ページで仕様を公開している製品を1つ確認しました[7]。
miraiON「いつでもまどネコ」(型番 MR-PETCT-14)
| 項目 | 公表値 |
|---|---|
| 耐荷重 | 約15kg |
| 固定 | 4つの吸盤 |
| 展開時サイズ | 約 高さ17.5×幅52〜59×奥行き38cm |
| ハンモック部 | 約 幅45〜52×奥行30cm |
| 本体重さ | 約570g |
| 保証期間 | 3ヶ月(初期不良対応は購入日から2週間以内) |
注意事項として、次の2つが書かれています[7]。
※吸盤の吸着具合を定期的に確認してご使用ください。
※すりガラスなど表面に凹凸のある窓には設置できません。
🔴 「定期的に確認して」は、取り付けたら終わりではないという意味です。
壁にビスで留めるものとは、そこが違います。
奥行が30cmで一致した
ここで気づいたことが1つあります。
このハンモックの奥行は30cm。
LIXILのカウンターの奥行3種類のうち、真ん中が300mm。
⚠️ どちらかが他方を参照した証拠はありません。別々の業界の、別々の製品です。
ただ、猫1匹が丸まって乗る奥行として、30cm前後が実務的な線になっていることは言えそうです。
逆に言えば、奥行220mmの出窓やカウンターは、猫が丸まるには10cm足りない可能性があります。
5. ③ ガラス側の条件|ここが、いちばん見落とされます
熱割れとは何か
一般社団法人日本サッシ協会の説明です[1]。
ガラスは熱膨張の差による力がガラスの強度を超えた場合、突然ひび割れが発生することがあります。これを熱割れといいます。
ガラスは熱によって膨張する性質を持っているため、直接日光が当たっている部分と、サッシ内部に隠れて日光が当たっていない部分の温度の違いにより、ガラスに熱膨張の差が生じます。
そして、いつ起きやすいかが書かれています[1]。
ガラスの熱割れが発生しやすいのは、冬期の晴れた日の午前中になります。建物の東面や南面への日射量が大きくなる一方、サッシ周辺の温度は低下しており、高音部と低音部の温度差が広がり、熱応力(熱膨張の差)も大きくなるためです。
🔴🔴 冬の、晴れた日の、午前中、東か南の窓。
これは、猫が日向ぼっこをする条件とまったく同じです。
同協会は、「サッシの構造上熱割れを完全に防ぐことはできません」「不可抗力現象」とも書いています[1]。
ゼロにはできない現象で、条件によって起きやすさが変わる、という性質のものです。
3者が同じことを書いている
編集部は、業界団体1つとメーカー2社の公表資料を並べました。
| 項目 | 日本サッシ協会[1] | LIXIL[2] | YKK AP[3] |
|---|---|---|---|
| ガラス面にカーテンやブラインドを密着させない | ✅ | ✅(カーテン・ブラインド・その他の遮蔽物) | ✅ |
| 冷暖房の風を直接ガラスに当てない | ✅ | ✅(強い照明も) | ✅ |
| 紙やフィルムを貼らない・ペンキを塗らない | ✅ | ✅ | ✅ |
| 室内に熱だまりをつくらない | —(庇・外付けスクリーン) | ✅(窓を定期的に開けて熱を逃す) | ✅ |
| シャッターや雨戸を半開きで使用しない | ✅ | — | — |
| 日射が部分的になる取り付けを避ける | — | ✅ | — |
🔴 3者すべてに「ガラス面にカーテンやブラインドを密着させない」があります。
メーカーが自社の都合で書いているのではなく、業界共通の注意事項だということです。
🔴🔴 そのうえで、LIXILだけ範囲が広い。「カーテン・ブラインド・その他の遮蔽物を密着させないでください」[2]。
「その他の遮蔽物」に、ガラスに密着させる猫用ベッドが含まれるかどうかは、この文からは判定できません。
ただし、含まれない根拠もありません。
「部分的な日陰」が名指しされている
編集部がいちばん認識を変えたのは、この一文でした[2]。
ガラス面への日射が均一でなく部分的となるような取り付けは避けてください。部分的に日陰ができると、ガラス板内の温度分布が変わり、影が無い場合に比べて発生熱応力が大きくなり、熱割れが発生しやすくなります。
そして日本サッシ協会の対処には、「シャッターや雨戸を半開きの状態で使用しない」があります[1]。
🔴🔴 半開きの雨戸が問題になる理由は、「ガラスの一部だけに日が当たるから」です。
窓の途中に台やハンモックを付けると、同じ形になります。
⚠️ 正確に書きます。
猫用の窓ベッドが熱割れを起こしたという報告を、編集部は確認していません。
メーカーがそれを名指しした文書も見つけていません。
書けるのは、こういうことです。
「ガラス面に物を密着させない」「部分的に日陰をつくる取り付けを避ける」という2つの注意が、業界団体とメーカーから公表されている。
吸盤で窓ガラスに付ける方法は、その両方に当てはまる形をしている。
吸盤メーカー側の注意には、これが出てこない
前の章で見た製品ページの注意事項は、「吸盤の吸着具合を定期的に確認」「すりガラスなど表面に凹凸のある窓には設置できません」の2つでした[7]。
⚠️ 熱割れや網入りガラスへの言及は、当編集部が確認したこのページには見当たりませんでした。
「注意書きが存在しない」という意味ではありません。確認したのは公式の商品ページ1枚で、同梱の取扱説明書までは見ていません。
ただ、購入前に見るページの範囲では、ガラス側の条件は書かれていなかった、ということは言えます。
フィルムについては、メーカーがはっきり書いている
参考として、近い話を1つ。
LIXILのQ&A「窓や玄関のガラスにフィルムシートを貼っても良いですか?」の回答です[4]。
窓ガラスや、玄関・勝手口ドア、引戸のガラス部に、断熱・遮熱やガラス飛散防止のフィルムシートを貼ると、日射によるガラスの蓄熱量が大きくなり、熱割れのリスクが高まります。弊社では、フィルムシートを貼らないようにお願いをしております。
「お願いをしております」という書き方で、はっきり止めています。
ガラス面に何かを足すことに対して、メーカーはこの温度感です。
6. 自分の家のガラスが「網入り」かどうか
条件がもう一段変わるのが、網入板ガラス(ワイヤー入り)です。
日本サッシ協会の説明です[1]。
この網入板ガラスは、一般の板ガラスと比較して、ガラスが割れたときの脱落(飛散)防止に優れているため、防火地域のサッシや天窓に多く使用されています。
その反面、一般の板ガラスに比べ網入板ガラスは熱割れが発生しやすくなります。もともと金網が封入されているため、金網とガラスの熱膨張の差があることと、ガラスの切断時にガラスの切り口に傷が発生しやすく、また均一な切断面にできず、一般の板ガラスに比べてガラス周辺部の強度がおよそ半分しかないためです。
YKK APも同じく「一般的な板ガラスに比べてガラス周辺部の強度がおよそ半分しかない」[3]、LIXILは「許容応力は一般の板ガラスの半分程度です」[2]と書いています。
🔴 3者とも「半分」で一致しています。
⚠️ ただし、理由の説明は同じではありません。
| 出典 | 挙げている理由 |
|---|---|
| 日本サッシ協会[1] | ①金網とガラスの熱膨張の差 ②切断時の切り口の傷 |
| LIXIL[2] | ①ワイヤーの熱膨張率がガラスと異なる(発生しやすい構造)/②切り口のキズで許容応力が半分程度 |
| YKK AP[3] | 切り口のキズで周辺部の強度が半分 |
YKK APは切断面の話だけ、他の2者は熱膨張差も挙げています。
数値は一致していますが、説明の粒度は揃っていません。
見分け方
ガラスの中に、細い金属の線が格子状またはひし形に入っていれば網入りです。
防火地域・準防火地域の建物や、マンションの一部の窓、天窓に使われます[1]。
🔴 網入りだった場合、「ガラスに付ける方法」の優先順位は下がります。
そのときは、天板か壁を選ぶほうが、確認すべきことが少なくなります。
7. 結局、どう決めるか
編集部の判断の順番です。
- その窓は、南向きか東向きか。→ 該当するなら、ガラスに付ける方法は最後に回す[1]
- ガラスに金網が入っているか。→ 入っていれば、ガラスに付けない[1][2][3]
- 出窓やカウンターの天板があるか。→ あるなら、まず奥行を測る(猫が丸まる目安は30cm前後)
- 天板の耐荷重が分かるか。→ 出窓は型式で確認する[6]
- どれも当てはまらないなら、壁に付ける。→ [壁の下地補強の記事](https://pet-kurashi.net/2026/09/05/cat-step-wall-backing/)
- 脱走のリスクがある窓なら、台より先にそちら。→ [猫の窓・ベランダからの脱走と転落を防ぐ](https://pet-kurashi.net/2026/08/21/cat-window-escape-prevention/)
くらすけ
台をつくる前に、窓を見るでつね。
8. よくある質問
Q. 猫トイレは窓際に置くべきですか?(相対需要100・この質問群で最多)
A. この記事の主題ではありません。猫トイレの置き場所は、臭いと掃除のしやすさと猫の安心感で決まります。当メディアでは別記事で扱っています。
→ [猫トイレの臭い対策|消臭剤より先に効く置き場所と大きさ](https://pet-kurashi.net/2026/08/25/cat-litter-box-placement/)
Q. 猫のケージは窓際に置くべきですか?(相対需要42)
A. これも別記事です。ケージは高さで置き場所が決まります。窓際は温度がいちばん振れる場所です。
→ [猫のケージの置き場所|高さで決まる窓際・リビングの選び方](https://pet-kurashi.net/2026/09/09/cat-cage-placement/)
Q. 冬の窓際は寒くないですか?(「猫のケージは冬の窓際に置くべき?」17)
A. 冷たい窓面そのものが体から熱を奪う「冷輻射」という現象があります。数値は別記事にまとめています。
→ [冬の犬の室温は何℃?床で測る目安と、窓の断熱でできること](https://pet-kurashi.net/2026/09/01/pet-winter-window-insulation/)
Q. 吸盤は何kgまで大丈夫ですか?
A. 確認した1製品では約15kgでした[7]。ただし「吸盤の吸着具合を定期的に確認して」と書かれています[7]。耐荷重だけで判断せず、点検が続けられるかで決めてください。
Q. すりガラスにも付きますか?
A. 確認した製品では「すりガラスなど表面に凹凸のある窓には設置できません」と明記されています[7]。
Q. 出窓の天板の耐荷重はどこで分かりますか?
A. 一律の数値は公表されていません。LIXILは「テーブル板の耐荷重についてもご確認ください」として、製品ごとの確認を求めています[6]。サッシ枠のシールや引き渡し書類で型式を調べ、メーカーに確認してください。
Q. 窓に何も付けなければ安全ですか?
A. 熱割れは「サッシの構造上完全に防ぐことはできない」不可抗力現象とされています[1]。何も付けなければ確実に起きない、という性質のものではありません。起きやすさを上げないようにする、という考え方になります。
9. 編集部の結論
窓際の台は「どこに固定するか」で、確認する相手がまったく変わります。
- 天板なら、確認するのは耐荷重の読み方。60kgの表示と18kgの注記が同じ表にあります[5]
- ガラスなら、確認するのは窓の向きとガラスの種類。業界団体とメーカー2社が、密着と部分的な日陰について書いています[1][2][3]
- 壁なら、確認するのは下地。→ [壁の下地補強の記事](https://pet-kurashi.net/2026/09/05/cat-step-wall-backing/)
今回いちばん認識が変わったのは、「猫が好きな窓の条件」と「ガラスに負荷がかかる条件」が同じだったことです。
冬の晴れた日の午前中、東と南の窓[1]。日当たりが良いから選んだ場所が、そのまま条件の厳しい場所でした。
⚠️ 確認できなかったことも書いておきます。
- 猫が乗ったときに何kg相当の集中荷重になるかを示した資料は、見つけられませんでした
- 猫用の窓ベッドが熱割れの原因になったという報告も、確認していません
- 出窓のテーブル板の耐荷重の具体的な数値は、メーカーが型式ごとの確認としているため、記事では出せませんでした
窓の向きを見ることと、ガラスに金網が入っているか確かめることは、今日できます。
一方で、その窓に造作で台を足せるか、下地がどこにあるか、内窓や断熱と一緒に考えるべきかは、間取りと今の窓の仕様で変わります。これはカタログを見ても決まりません。
写真を見ながら、工事が必要かどうかの切り分けからご相談いただけます。
わが家の場合はどうなるか相談する
工事が必要かどうかの切り分けから相談できます。相談は無料です。お見積りは施工会社が現地を見たうえで作成します。
参考文献・出典(すべて2026年9月11日確認)
- 一般社団法人 日本サッシ協会「2.(11)ガラスの熱割れ」(「ガラスは熱膨張の差による力がガラスの強度を超えた場合、突然ひび割れが発生することがあります」/「ガラスの熱割れが発生しやすいのは、冬期の晴れた日の午前中になります。建物の東面や南面への日射量が大きくなる一方、サッシ周辺の温度は低下しており」/「ガラスの端部(サッシ内部に隠れているエッジ部分)から始まり、まず直角に割れ、それから蛇行していることが特徴です」/「サッシの構造上熱割れを完全に防ぐことはできません」/<熱割れを抑える対処方法>「庇や外付けスクリーンを付けガラスに日光を当てない」「冷暖房の風を直接ガラスに当てない」「シャッターや雨戸を半開きの状態で使用しない」「ガラス面にカーテンやブラインドを密着させない」「ガラス面にポスター等の紙や、熱反射フィルムを貼ったり、ペンキを塗ったりしない」/<網入板ガラスの熱割れについて>「防火地域のサッシや天窓に多く使用されています」「一般の板ガラスに比べてガラス周辺部の強度がおよそ半分しかない」) https://www.jsma.or.jp/useful/tabid249.html
- LIXIL Q&A(よくあるお問い合わせ)「窓(サッシ)のガラスが自然に割れた(熱割れ)」(「この現象はガラスの特性です。不可抗力的に発生します」/「特に網入りガラス(ワイヤー入り)は、ワイヤーの熱膨張率がガラスと異なるため発生しやすい構造となっています」/<施工前に考慮したいこと>「室内側に熱だまりができ、ガラスが高温となるような部位への取り付けは避けてください」「ガラス面への日射が均一でなく部分的となるような取り付けは避けてください。部分的に日陰ができると、ガラス板内の温度分布が変わり、影が無い場合に比べて発生熱応力が大きくなり、熱割れが発生しやすくなります」「網入り板ガラスは、金属網がガラスに封入されているため、切断時にガラスの切り口にキズが付きやすく、許容応力は一般の板ガラスの半分程度です」/<ご使用中に気をつけること>「冷暖房の吹き出し空気や熱を、ガラスに直接当てたり、強い照明を当てたりしないでください」「ガラス面に紙やフィルムを貼ったり、ペンキを塗ったりしないでください。その部分の日射吸収率は極端に大きくなります」「窓を定期的に開けていただき溜まった暖かい熱を逃してください」「室内側に、カーテン・ブラインド・その他の遮蔽物を密着させないでください」) https://faq.lixil.co.jp/窓(サッシ)のガラスが自然に割れた(熱割れ)-626cd6cb3f0a5200234066b9
- YKK AP よくあるご質問「ガラスの「熱割れ」現象について教えてください。」(「特に網入りは熱割れが生じやすくなります。金網が封入されたガラスは切断した際に切り口にキズが生じやすく、また、均一な切断面になりにくいので、一般的な板ガラスに比べてガラス周辺部の強度がおよそ半分しかないためです」/【予防のポイント】「ガラス面にカーテンやブラインドを密着させない」「暖房、冷房の風を直接ガラスに当てない」「ガラス面に紙やフィルムを貼ったり、ペンキを塗ったりしない」「室内に熱だまりをつくらない」) https://faq.ykkap.co.jp/faq_detail.html?id=695
- LIXIL Q&A(よくあるお問い合わせ)「窓や玄関のガラスにフィルムシートを貼っても良いですか?」(「断熱・遮熱やガラス飛散防止のフィルムシートを貼ると、日射によるガラスの蓄熱量が大きくなり、熱割れのリスクが高まります。弊社では、フィルムシートを貼らないようにお願いをしております」) https://faq.lixil.co.jp/窓や玄関のガラスにフィルムシートを貼っても良いですか?-636dbd37a9a29e001d7be20e
- LIXIL「シートカウンター(造作材)」(耐荷量表:カウンタータイプ L=3600/厚み40mm×奥行220mm=60kg(16.5kg/m)、厚み40mm×奥行300mm=80kg(22.5kg/m)、厚み70mm×奥行500mm=135kg(37.5kg/m)/ベンチタイプ L=1200/厚み70mm×奥行300mm=135kg(110.0kg/m)/「※1 TVなどを載せる場合、集中荷重は18kg(40型TV相当)以下としてください」/「耐荷重は均等に物を載せた場合を示します。また、耐荷重とは安全に物を載せるための重量であり、たわみの出ない基準ではありません。1箇所に集中して物を置くと耐荷重以下であっても、たわみが大きくなります」/奥行の用途説明「【奥行220mm(厚み40mm)】文庫本やA4サイズの書類がきっちり納まる!」「【奥行300mm(厚み40mm)】収納ボックスや大きめの食器もしっかりおける!」「【奥行500mm(厚み70mm)】勉強机やワークスペースとしてゆったり使える!」) https://www.lixil.co.jp/lineup/livingroom_bedroom/sheet_counter/
- LIXIL Q&A(よくあるお問い合わせ)「内窓「インプラス」を出窓に取り付けられますか?」(「LIXILの内窓「インプラス」を取り付けるためのスペースを確保できれば、出窓に付けられます。ただし、「インプラス」は木額縁納まりのため、アルミ製の額縁などが付いている場合は取り付けできません。また、テーブル板の耐荷重についてもご確認ください」) https://faq.lixil.co.jp/faq/show/5460
- miraiON「オールシーズン対応!吸盤式&折りたためる猫用ハンモック「いつでもまどネコ」」型番 MR-PETCT-14(「【吸盤式】4つの超強力な吸盤でしっかり固定。【耐荷重】約15kg」/展開時サイズ:(約)高さ17.5×幅52~59×奥行き38cm/ハンモックサイズ:(約)幅45~52×奥行き30cm/本体重さ:(約)570g/素材:メッシュ、プラッシュ/保証期間:3ヶ月/「※吸盤の吸着具合を定期的に確認してご使用ください。」「※すりガラスなど表面に凹凸のある窓には設置できません。」。⚠️熱割れ・網入りガラスへの言及は、当編集部が確認したこのページには見当たらなかった) https://www.miraion.jp/mr-petct-14/
- ラッコキーワード(ライトプラン・当編集部契約)による実測(2026年9月11日)。サジェスト「猫 窓際」73件/よくある質問「猫 窓際」26件/見出し抽出(上位20ページ・328見出し・平均見出し数23.58・平均6,786字)。実測ログ: `docs/research-notes/2026-09-11-rakko-keyword-D-22.md`

