猫の多頭飼いで用意するもの|数の決め方と置き方

猫の多頭飼いで用意するもの|数の決め方と置き方
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猫の多頭飼いについて、いちばん多く検索されている質問は 「多頭飼い用の猫ケージはどれがいいですか?」でした。2番目と3番目が「多頭飼いをして後悔したことはありますか?」、4番目が「やめたほうがいいですか?」(2026年9月11日実測・230件中)。

道具の話と、そもそも増やしていいのかという話。この2つに、きれいに割れています。

編集部でも「2匹目を迎えるなら、家の側で何を倍にすればいいのか」が気になったので、国際的な獣医学ガイドラインの原文と、国の基準の条文を読み直してみました。すると、数えている単位が、思っていたものと違いました。

AAFP(米国猫獣医師会)と ISFM(国際猫医学会)の環境ニーズガイドライン(2013)は、資源を分ける単位を猫の頭数ではなく「social group(社会的グループ)」で書いています[1]。

Several social groups can live within the same household.

(同じ家の中に、複数の社会的グループが同居しうる)[1]

つまり2匹でも、その2匹が同じグループなら1組ぶん、別々のグループなら2組ぶん。必要な組数が変わります。頭数だけでは決まりません。

くらすけ

くらすけ

「2匹だから2倍」じゃないんでつか?

じゃあ、うちの2匹が同じグループかどうかは、どうやって分かるんでつ?

そこが、この記事のいちばん知りたいところだと思います。ガイドラインは、それを飼い主が見て分かる行動で挙げていました。

目次

猫の多頭飼いで、先に決める3つ

細かい話に入る前に、順番だけ置いておきます。

決めること何で決まるか
1うちの猫たちは何組か頭数ではなく、猫どうしの行動(後述の5つ)[1]
2組ごとに用意するものトイレ・休息・爪とぎ・遊び場は組ごとに離して置く[1]
3猫ごとに用意するもの食事場所は猫ごと。ここだけ例外なく頭数ぶん[1]

「全部を頭数ぶん」でも「全部を共用」でもありませんでした。2と3が分かれているのが、資料を読んで最初に意外だったところです。

数の単位は「頭数」ではなかった

ガイドラインの Pillar 2(複数の、離された重要資源を用意する)に、多頭飼いの家についての記述があります。

In a multi-cat household, a cat may be part of a social group or behave as a solitary cat. Several social groups can live within the same household. In either circumstance, there should be sufficient separation of resources to support all cats and social groups.

(多頭飼いの家では、猫は社会的グループの一員であることも、単独の猫としてふるまうこともある。同じ家の中に複数の社会的グループが同居しうる。いずれの場合も、すべての猫と社会的グループをまかなうだけの資源の分離が必要である)[1]

ここで「すべての猫社会的グループ」と両方が書かれているのがポイントです。猫単位の話と、グループ単位の話が同時に走っています。

続けて、こう書かれています。

Each group in the same household should have physically separate resources so that they do not have to share access with other social groups.

(同じ家の中のそれぞれのグループが、他の社会的グループとアクセスを共有しなくて済むよう、物理的に分けられた資源を持つべきである)[1]

ここでの「資源(key environmental resources)」は、食事・水・トイレ・爪とぎ・遊び場・休息と睡眠の場所を指します[1]。

編集部の読み方を書いておきます。「猫が3匹いるからトイレを4つ」という数え方は、猫が3匹でも1組かもしれないし3組かもしれない、という前提を飛ばしています。先に組数を見たほうが、置き場所の設計は決めやすくなります。

⚠️ トイレの数そのものの考え方(いわゆる「頭数+1」が日本と国際ガイドラインでどう違うか)は、[猫の部屋づくりで本当に必要なもの|優先順位と間取りの考え方](https://pet-kurashi.net/2026/08/24/cat-room-essentials/)で扱っています本記事は「何を単位に数えるか」の側です。

うちの2匹は同じグループ? 見分ける5つの行動

ガイドラインは、どの猫が同じ社会的グループかを識別できる行動を挙げています[1]。原文では「positively affiliate with each other(互いに良好な関係にある)猫どうしの間でだけ一般に見られる行動」とされています。

行動原文
1顔や体を、猫どうしでこすりつけ合うFacial rubbing or body rubbing between cats
2しっぽを相手に巻きつけるTail wrapping
3体を接して、または近くで休む・寝るResting or sleeping in physical contact or close proximity
4一緒に遊ぶPlaying together
5互いに毛づくろいをするAllogrooming

[1]

これが観察項目になっているのが、資料を読んでいていちばん役に立ったところでした。「仲がいい気がする」ではなく、上の5つが見られるかどうかで判断できます。

⚠️ 逆に、5つが見られない2匹を「仲が悪い」と決めつける材料ではありません。ガイドラインが書いているのは「これらの行動が見られる猫どうしは同じ社会的グループであり、他の猫やグループとは別の資源を持つべきだ」ということまでです[1]。見られない場合は、別々のグループとして場所を分けて用意する、という設計上の判断につながります。

くらすけ

くらすけ

しっぽを巻きつけてるのを見て「かわいい」で終わってたでつ。

あれ、「この2匹は1組です」っていう合図だったんでつね。

ガイドラインには、同じグループでなくても起こりうることについても書かれています。

Many cats do not get along well in multi-cat households if their environmental needs are not being met. However, this often goes unnoticed unless they fight, exhibit behavior problems or develop stress-related illness.

(多頭飼いの家では、環境上のニーズが満たされていないと、多くの猫がうまくやれない。しかしそれは、争う・行動上の問題を示す・ストレス関連の病気になる、といったことが起きない限り、気づかれないことが多い)[1]

「ケンカしていないから大丈夫」とは書かれていません。これは編集部が読み違えていた点で、訂正しておきます。

※本記事は住まいづくりの観点から一般的な情報を提供するものであり、個々のペットの診断・治療に代わるものではありません。猫どうしの関係や行動に気になる変化がある場合は、かかりつけの獣医師にご相談ください。

食事場所だけは、猫ごとに要る

グループ単位でよい資源と、猫単位で要る資源。この分かれ目は1行で書かれていました。

Every cat within a household should have its own separate feeding stations.

(家の中のすべての猫が、それぞれ自分の、分けられた食事場所を持つべきである)[1]

ガイドラインの中で「every cat」と頭数を指定しているのは、編集部が確認した範囲では、この食事場所の1行だけでした。他の資源は「multiple locations(複数の場所)」「each group(それぞれのグループ)」という書き方です[1]。

理由も書かれています。

Providing individual eating locations allows for the privacy needed to prevent the stress associated with feeding competition.

(個別の食事場所を用意することで、食べ物をめぐる競合に伴うストレスを防ぐのに必要な「ひとりの状態」が確保できる)[1]

住まいの側から言えることを足しておきます。食事場所を猫ごとに分けるというのは、器を2つ並べることではありません。「他の猫とアクセスを共有しなくて済む」という条件がついているので、並べた時点で条件を満たさなくなります。

  • 部屋を分ける、という意味とは限りません。同じ部屋でも、視線が通らない位置に離せば成立します
  • 逆に、キッチンの足元に2つ並べるのは、いちばんやりがちで、いちばん条件から遠い置き方です
  • 水は食事から離すとも書かれています[1]。水の置き場所は[猫の水飲み場はどこに置く?数の決め方と家の中の候補](https://pet-kurashi.net/2026/09/11/cat-water-station/)にまとめています

⚠️ ごはんの横取りは、サジェストでも「猫 多頭飼い 餌 横取り 防止」(月320・難易度15)として出てきます。上の1行は、その対策として資料の側から出てくる唯一の記述でした。

ケージは必要? 国の基準が猫について書いていること

検索需要でいちばん大きいのはケージでした(1位・6位・7位・9位)。ただし「どれがいいか」という製品の優劣は、当編集部では判定しません。代わりに、数値の基準がどこにあるかを確認しました。

令和3年6月1日に施行された飼養管理基準省令には、猫の複数飼養についての条項があります[2]。

猫:床面積(分離型ケージサイズの2倍以上)×高さ(体高の4倍以上)、2つ以上の棚を設け3段以上の構造とする。

複数飼養する場合:床面積(分離型ケージサイズの面積以上×頭数分)と最も体高が高い猫の体高の4倍以上を確保。[2]

ここから読めることが2つあります。

1つ目。頭数で増えるのは床面積だけです。高さは「最も体高が高い猫の体高の4倍以上」で、頭数の式に入っていません。段数(3段以上)も同じで、1匹のときから同じ基準です。

2つ目。1頭から2頭では、必要な床面積が増えません。単頭の下限が「分離型の2倍以上」、複数飼養が「分離型の面積以上×頭数分」なので、2頭でちょうど2倍。下限に張り付きます。増えるのは3頭目からです。(この突き合わせと計算は当編集部)

省令の概要資料は、体長30cmの猫を例に図示しています[2]。その前提で計算すると、こうなります。

頭数必要な床面積(当編集部の計算)1頭のときからの増え方
1頭0.54㎡(90×60cm)
2頭0.54㎡変わらない
3頭0.81㎡+0.27㎡
4頭1.08㎡+0.27㎡

⚠️ これは第一種動物取扱業者・第二種動物取扱業者に向けた基準であり、一般家庭に適用されるものではありません[2]。寸法の見当をつけるための参考として読んでいます。体長30cmという前提も、省令の概要資料が図示に使っている値です。

🔴 犬と猫で基準の書き分けがあること、2段と3段で床面積が変わらないことは、[猫のケージの置き場所|高さで決まる窓際・リビングの選び方](編集部の判断としては、「多頭飼いだからケージを大きいものに」という考え方は、基準の側からは直接は出てきませんでした。基準が猫に求めている縦の要件は、1匹のときから同じです。

トイレは共有できる?

よくある質問の5位が「多頭飼いしている猫のトイレは共有できますか?」(相対需要38)でした。

ガイドラインは、トイレについて「Ample physical separation should be maintained between toileting areas and other environmental resources(トイレの区域と他の資源の間には、十分な物理的分離を保つべきである)」と書いています[1]。そのうえで、資源はグループごとに物理的に分けるという前述の原則が重なります。

つまり資料の側からは、「同じ社会的グループの中なら、共有に一律の禁止は書かれていない。別のグループとは分ける」という読み方になります。「共有できるか」を頭数だけで答えている記述は、編集部が確認した範囲では見当たりませんでした。

「後悔」「やめたほうがいい?」に、資料はどう答えているか

検索需要の2位・3位・4位がここでした(合計の相対需要では、ケージに次ぐ塊です)。体験談は編集部にはありませんので、資料が何を条件として挙げているかだけを書きます。

迎える組み合わせについて書かれていること

It is generally easier for adult cats to accept kittens rather than other adult cats.

(成猫にとっては、他の成猫よりも子猫のほうが受け入れやすいのが一般的である)[1]

Adopting a socially bonded pair such as siblings is preferable to adopting cats from different social groups.

きょうだいのように、すでに社会的に結びついたペアを迎えるほうが、別々の社会的グループの猫を迎えるより望ましい)[1]

この2行は、「後悔」の検索に対して資料の側から出てくる、数少ない具体的な条件でした。ただし、個々の猫について合う・合わないを判定するものではありません。

家の側について書かれていること

国内の基準では、環境省「家庭動物等の飼養及び保管に関する基準」が、飼い始める前の判断についてこう書いています。

家庭動物等を飼養しようとする者は、飼養に先立って、当該家庭動物等の生態、習性及び生理に関する知識の習得に努めるとともに、将来にわたる飼養の可能性について、住宅環境及び家族構成の変化や飼養する動物の寿命等も考慮に入れ、慎重に判断するなど、終生飼養の責務を果たす上で支障が生じないよう努めること。(第1-3)[3]

「住宅環境」が名指しで入っています。そして頭数については、同じ基準の第2-2-3 がこう書いています。

所有者等は、その飼養及び保管する家庭動物等の数を、適切な飼養環境の確保、終生飼養の確保及び周辺の生活環境の保全に支障を生じさせないよう適切な管理が可能となる範囲内とするよう努めること。また、適切な管理を行うことができない場合、虐待となるおそれがあることを十分認識すること。(第2-2-3 適正な飼養数)[3]

🔴 ここに数字はありません。「何匹まで」ではなく「適切な管理が可能となる範囲内」という書き方です。

編集部の判断を書きます。公的な基準は、頭数の上限ではなく、住まいと管理の側に条件を置いていました。だとすれば「やめたほうがいいか」は、先に部屋の側を見て決められる問いだということになります。上限の数字を探しても出てきません。

⚠️ 自治体によっては一定頭数以上で届出が必要です。その線引き(自治体ごとに6頭以上・10頭以上と違うこと)は[猫の多頭飼いで部屋を分けるには|間仕切りと逃げ場のつくり方](https://pet-kurashi.net/2026/09/09/cat-multi-pet-room-divide/)で確認しています

増える側についての条項

同じ基準の第2-2-4 は、繁殖制限についてこう書いています。

所有者は、その飼養及び保管する家庭動物等が繁殖し、飼養数が増加しても、適切な飼養環境及び終生飼養の確保又は適切な譲渡が自らの責任において可能である場合を除き、原則としてその家庭動物等について去勢手術、不妊手術、雌雄の分別飼育等その繁殖を制限するための措置を講じること。(第2-2-4 繁殖制限)[3]

「多頭飼い」を家の側の話として考えるとき、頭数が自分の意思の外で増える経路がここにあります。手術については獣医師の判断になりますので、本記事では条文の存在を示すところまでにします。

くらすけ

くらすけ

「何匹まで」を探してたのに、資料は「家が管理できる範囲まで」って答えてたんでつね。

それって、うちの間取りを見ないと分からないやつでつ。

住まいの側で、多頭になると足りなくなるもの

ここまでの資料を、間取りの言葉に置き換えてみます。以下は編集部の見立てです。

足りなくなるもの理由(資料の側)家でできること
食事場所の「視線が切れる位置」食事場所は猫ごと、他の猫とアクセスを共有しない[1]並べずに離す。同室でも家具の陰などで視線が切れれば成立する
組ごとの居場所資源はグループごとに物理的に分ける[1]部屋を増やすのではなく、1部屋の中に高さ違いの居場所をつくる
逃げ場の「出入口」多頭では、他の猫に入口をふさがれない構造が要る[1][猫の隠れ家は必要?置き場所と押入れ・階段下の使い方](https://pet-kurashi.net/2026/09/10/cat-hiding-place/)で扱っています
上下方向の面積省令は猫にだけ段の要件を置いている[2][キャットウォークDIYと業者依頼を比較|費用・強度・安全性で決める](https://pet-kurashi.net/2026/08/20/catwalk-diy-vs-pro/)
床の耐久頭数ぶん爪と毛が増える(資料ではなく必然)[猫の床材の選び方|爪・毛・粗相に強い床と、犬用との違い](https://pet-kurashi.net/2026/08/26/cat-flooring/)

費用については、この記事では金額を書きません。多頭飼いに伴う工事の費用は、部屋数・下地・造作の量で大きく変わり、「多頭飼い向け」という区分で相場を出している一次資料を、編集部は確認できませんでした。一般的な工事費用の考え方は[ペットリフォームの費用相場まとめ|工事別の目安と優先順位の付け方](https://pet-kurashi.net/2026/08/20/pet-reform-cost/)にまとめています

よくある質問

Q. 猫を3匹飼うと多頭飼いになりますか?

A. 「何匹から多頭飼い」という定義を置いた公的な資料は、編集部が確認した範囲では見当たりませんでした。届出制度の頭数(自治体により6頭以上・10頭以上など)はありますが、それは届出が必要になる線であって、多頭飼いの定義ではありません。資料の側の数え方でいえば、2匹でもすでに「複数の社会的グループが同居しうる家」です[1]。

Q. 多頭飼い用の猫ケージはどれがいいですか?

A. 製品の優劣は当編集部では判定しません。基準の側から言えるのは、頭数で増えるのは床面積だけで、高さと段数は1匹のときと同じ要件だということです[2]。選ぶ順番としては、置ける場所の高さを先に測るほうが決まりが早くなります([猫のケージの置き場所](https://pet-kurashi.net/2026/09/09/cat-cage-placement/))。

Q. 多頭飼いにケージは必要ですか?

A. 一般家庭でケージを必須とする基準は、編集部が確認した範囲ではありませんでした。省令の数値は動物取扱業者向けのものです[2]。必要かどうかは、逃げ場と食事場所を部屋の中で分けられるかどうかで判断が変わります。分けられない間取りであれば、ケージはその代わりになりえます。

Q. 多頭飼いに向いていない猫はいますか?

A. 個々の猫についての判定は獣医師の領域です。資料の側で書かれているのは、猫は単独で生き延びる動物(solitary survivors)であり、他の猫に妨げられずに資源へ自由にアクセスできる必要があるという原則まででした[1]。

Q. 先住猫がいる家に迎えるなら、成猫と子猫のどちらですか?

A. ガイドラインには「成猫にとっては、他の成猫よりも子猫のほうが受け入れやすいのが一般的」と書かれています[1]。ただし「一般的(generally)」という書き方で、個体差を否定するものではありません。

Q. 2匹が同じ社会的グループかどうか、どう見分けますか?

A. ガイドラインは5つの行動を挙げています——顔や体のこすりつけ合い/しっぽを巻きつける/体を接して休む・寝る/一緒に遊ぶ/互いの毛づくろい[1]。

編集部の結論

  • 🔴 数える単位は頭数ではなく「社会的グループ」。同じ家に複数のグループが同居しうる[1]。2匹でも、必要な組数は1組とは限らない
  • 🔴 グループ単位でよい資源と、猫単位で要る資源が分かれている。頭数ぶんを明示されていたのは食事場所だけだった[1]
  • 🔴 同じグループかどうかは、飼い主が見て判定できる。5つの行動が挙げられている[1]
  • 🔴 省令の数値で頭数に連動するのは床面積だけ。高さと段数は1匹のときと同じ。しかも1頭→2頭では床も増えない(計算は当編集部)[2]
  • 🔴 家庭向けの基準に頭数の上限は無く、「適切な管理が可能となる範囲内」とだけ書かれている[3]。上限の数字を探しても出てこない
  • ⚠️ ケンカしていないことは、うまくいっている証拠として書かれていない[1]

編集部としては、多頭飼いで先に決めるのは頭数ではなく「何組ぶんの場所を作れるか」だと考えます。家具の位置を変えるだけで足りる家もあれば、造作が要る家もあります。

自分の家の場合はどうなるか

何組ぶんの場所を作れるかは、部屋数だけでは決まりません。視線が切れる位置があるか、出入口を2方向にできるか、壁に下地があって棚を足せるか——ここは間取り図と現地を見ないと判断できない部分です。

  • 食事場所を「並べずに離す」ことが、いまの間取りでできるか
  • 逃げ場を、他の猫にふさがれない構造にできるか
  • 上方向に足すとして、その壁に下地があるか([壁の下地補強|キャットステップを安全に付ける位置と方法](https://pet-kurashi.net/2026/09/05/cat-step-wall-backing/)

自宅の場合どうなるか分からないときは、写真や間取り図を見ながら確認できます。工事が必要かどうかの切り分けから相談できます。

わが家の場合はどうなるか相談する

工事が必要かどうかの切り分けから相談できます。相談は無料です。お見積りは施工会社が現地を見たうえで作成します。

参考文献・出典

  1. AAFP and ISFM「AAFP and ISFM Feline Environmental Needs Guidelines」(*Journal of Feline Medicine and Surgery*, 2013年, 15巻, pp.219–230)

– Pillar 2 – Provide multiple and separated key environmental resources: 「In a multi-cat household, a cat may be part of a social group or behave as a solitary cat. Several social groups can live within the same household.」「Every cat within a household should have its own separate feeding stations.」「Each group in the same household should have physically separate resources so that they do not have to share access with other social groups.」「Ample physical separation should be maintained between toileting areas and other environmental resources.」「Food and water resources should be separated from each other.」

– Indicators that cats are in the same social group(同じ社会的グループであることを示す指標): Facial rubbing or body rubbing between cats/Tail wrapping/Resting or sleeping in physical contact or close proximity/Playing together/Allogrooming

– 「Many cats do not get along well in multi-cat households if their environmental needs are not being met. However, this often goes unnoticed unless they fight, exhibit behavior problems or develop stress-related illness.」

– 「It is generally easier for adult cats to accept kittens rather than other adult cats.」「Adopting a socially bonded pair such as siblings is preferable to adopting cats from different social groups.」

– 「Since cats are solitary survivors, they need to have free access to key environmental resources without being challenged by other cats or other potential threats.」

https://www.canadianveterinarians.net/media/04gh2nhv/2013-aafp_isfm-environmental-needs-guidelines.pdf (確認日 2026-09-11・全12ページを取得して本文から確認)

  1. 環境省「第3次答申(動物愛護管理法の飼養管理基準に関する省令)の概要」(令和3年6月1日施行)

– 運動スペース一体型飼養等の基準(猫): 「床面積(分離型ケージサイズの2倍以上)×高さ(体高の4倍以上)、2つ以上の棚を設け3段以上の構造とする。複数飼養する場合:床面積(分離型ケージサイズの面積以上×頭数分)と最も体高が高い猫の体高の4倍以上を確保。」

– 運動スペース分離型のケージ(猫): 「タテ(体長の2倍以上)×ヨコ(体長の1.5倍以上)×高さ(体高の3倍以上)、1つ以上の棚を設け2段以上の構造とする。」

– 「繁殖時:親子当たり上記の1頭分の面積を確保(親子以外の個体の同居は不可)。」

– イメージ図(猫)は体長30cmの猫を前提に、一体型 90cm×60cm・高さ120cm を図示

– ⚠️ 第一種動物取扱業者・第二種動物取扱業者に向けた基準であり、一般家庭の基準ではない

https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/laws/nt_r030601_1.pdf (確認日 2026-09-11・全8ページを取得して本文から確認)

  1. 環境省「家庭動物等の飼養及び保管に関する基準」(平成14年環境省告示第37号/最終改正 令和4年環境省告示第54号)

– 第1-3(一般原則): 「将来にわたる飼養の可能性について、住宅環境及び家族構成の変化や飼養する動物の寿命等も考慮に入れ、慎重に判断するなど、終生飼養の責務を果たす上で支障が生じないよう努めること。」

– 第2-2-3(適正な飼養数): 「その飼養及び保管する家庭動物等の数を、適切な飼養環境の確保、終生飼養の確保及び周辺の生活環境の保全に支障を生じさせないよう適切な管理が可能となる範囲内とするよう努めること。また、適切な管理を行うことができない場合、虐待となるおそれがあることを十分認識すること。」

– 第2-2-4(繁殖制限): 「その飼養及び保管する家庭動物等が繁殖し、飼養数が増加しても、適切な飼養環境及び終生飼養の確保又は適切な譲渡が自らの責任において可能である場合を除き、原則として……その繁殖を制限するための措置を講じること。」

– ⚠️ 頭数の数値基準は置かれていない(全5ページを確認)

https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/laws/nt_r02_21_1.pdf (確認日 2026-09-11)

  1. ラッコキーワード(月間検索数・SEO難易度・CPC・サジェスト・よくある質問・見出し抽出)

– 「猫 多頭飼い」月間2,900/難易度38/CPC$0.95/競合性6(2026-09-11実測)

– よくある質問230件・サジェスト430件・上位20ページの平均見出し数25.47/平均文字数5,864

https://rakkokeyword.com/ (確認日 2026-09-11)

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この記事を書いた人

メーカーの仕様書やFAQを複数社ぶん並べて、書いてあることの違いを確かめてから記事にしています。「ペット用」と書いてあっても、中身は各社でけっこう違います。工事が要らないなら要らないと書きますし、間違えたら訂正を出して残します。

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