犬のトイレトレーのはみ出し防止|囲うべきかと高さの選び方

犬のトイレトレーのはみ出し防止|囲うべきかと高さの選び方
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「犬 トイレ トレー はみ出し 防止」は月に880回検索されています[5]。

編集部がまず確かめたかったのは、この言葉で探すと本当に製品にたどり着けるのかでした。というのも、この語で出てくる商品がメーカーによってまるで違う形をしていたからです。

そこで3社4製品の公式ページを取得して、本文を全文検索しました。結果はこうです。

メーカー・製品本文の字数「はみ出」の件数
リッチェル お掃除簡単ステップ壁付トイレ[1]4,165字0件
アイリスオーヤマ フチもれしにくいトレーニングペットトレー[2]15,445字0件
ボンビアルコン しつけるウォールトレー[3]2,954字0件
ボンビアルコン トイレ用飛散ガード プラスクリーンXL[4]2,969字1件

読者が使っている言葉を公式に使っていたのは、4製品のうち1つだけでした(当編集部の実測)。

くらすけ

くらすけ

「はみ出し」で探してるのに、お店の側は「フチもれ」「飛び散り」って呼んでるんでつね。それは見つからないはずでつ。

目次

先に結論

何を止めたいか向いている形高さの目安
シーツの裏側に尿が回り込むフチが立ち上がるトレー約3cm[2]
トレーの縁の外にこぼれる・飛ぶ3面壁付きのトレー16.3〜19.3cm[1]
足を上げて壁まで飛ぶ高い壁のトレー26.0〜29.0cm[3]
トレーの外に出てしまう・壁と床を守りたいトレーを囲うガード(トレーは別売り)50.5cm[4]

「はみ出し防止」という同じ言葉の下に、目的の違う4種類が並んでいます(読み分けは当編集部)。だから最初に決めるのは製品名ではなく、どこを越えているのかです。

そもそも、みんな何を聞いているのか

「犬 トイレ はみ出し」で実際にされている質問を25件取り出し、相対需要の合計611を群に分けました(群分けと集計は当編集部)[5]。

聞かれていること相対需要割合
どうやって防ぐか(方法)19732.2%
どんな製品があるか(おしゃれ・ワイド等)19031.1%
囲ったほうがいいのか14423.6%
なぜはみ出すのか(原因)8013.1%

編集部が意外だったのは、原因を聞く質問が13.1%しかなかったことです。逆に、囲うかどうかと製品選びを足すと334=54.7%

そして1位の質問は「犬トイレトレーのはみ出し防止におしゃれなのはありますか?」(相対需要100)でした[5]。

つまり多くの人は、原因の解説ではなく置く物を決めたいという段階で検索しています。この記事もそこに合わせて、設備の側から書きます。

(なぜはみ出すのか、覚え直しをどう進めるかは犬のトイレのしつけ|成犬からの進め方と家の見直しに分けてあります。)

各社が防いでいるものは、同じではなかった

ここが今回いちばん大きい発見でした。4製品は、それぞれ別のものを止めています。

アイリスオーヤマが止めているのは「シーツの裏」

おしっこのフチもれを解決するトレーニングペットトレーです。シーツのフチが立ち上がる仕様で、おしっこがシーツ裏へ回り込むのを防ぎます。[2]

「フチもれ」はシーツの裏側に尿が回り込むことを指しています。犬がトレーの外に出てしまう話ではありません。

  • FTT-485(レギュラー): 幅約48.5×奥行約36.5×高さ約3cm・約610g・適合シーツ 幅約33×奥行約44cm[2]
  • FTT-635(ワイド): 幅約63×奥行約49×高さ約3.5cm・約1.1kg・適合シーツ 幅約44×奥行約59cm[2]
  • 主要材質 ポリプロピレン[2]

高さ3cmは、犬を止める壁ではありません。シーツを固定するための縁です。

リッチェルが止めているのは「飛び散りと漏れ」

メッシュの周りにすき間なし!失敗しにくい壁付タイプ。子犬がトイレをおぼえやすい3面壁付きなので、トイレのしつけがしやすく、おしっこの飛び散りや漏れを抑えます。[1]

  • レギュラー: 49.3×35.3×16.3cm入口高さ4.3cm・1,400g・レギュラーシーツ対応・体重目安8kg以下[1]
  • ワイド: 64.6×47.4×19.3cm入口高さ4.3cm・2,200g・ワイドシーツ対応・体重目安12kg以下[1]
  • 材質 ポリプロピレン(本体・壁付き枠・メッシュ)、ゴム脚は熱可塑性エラストマー[1]

全体の高さから入口の高さを引くと、壁として立っているのは約12cm(レギュラー)と約15cm(ワイド)です(この引き算は当編集部)。前面だけが低く開いている形なので、前に出る動きは止まりません。

ボンビアルコンのウォールトレーが止めているのは「足上げ」

高いカベがあるから、元気な男の子のオシッコの飛び散りも安心[3]

  • Sサイズ: W512×D405×H260mm(26.0cm)・希望小売価格4,800円(税別)[3]
  • Mサイズ: W665×D540×H290mm(29.0cm)・希望小売価格7,300円(税別)[3]
  • 材質 ポリプロピレン、ABS[3]

なおこのページ、「壁」という漢字は0件です。書かれているのは全部「カベ」でした(当編集部の実測)。検索して出てこない理由のひとつはこれかもしれません。

飛散ガードだけが「はみ出し」と書いていた

お手持ちのトイレを設置するだけで、壁や床へのおしっこの飛散をガードします。高い壁付きで、足を上げる子や、トイレからはみ出しがちな子にもおすすめです。[4]

  • 約W990×D695×H505mm(50.5cm)・1,460g・本体PP樹脂/レールPVC樹脂・希望小売価格8,200円(税別)[4]
  • トレーは別売り(「※画像・動画内のトイレは別売りです。」)[4]
  • 「未使用時はコンパクトに折り畳めます」「床面・背面にペットシーツを設置できます」[4]

そして同じページに、こう書かれています。

※この商品はトイレ時のおしっこの飛散汚れ・漏れを軽減しますが、完全に防ぐものではありません。[4]

メーカー自身が「軽減」と「完全に防ぐ」を分けて書いています。編集部としては、ここは正確な書き方だと受け取りました。囲いは確率を下げる道具で、ゼロにする道具ではありません。

くらすけ

くらすけ

つまり、いちばん高い壁を買っても「もう掃除しなくていい」にはならないんでつね。期待する高さを間違えないようにするでつ。

囲ったほうがいいですか?(相対需要144の質問)

この質問には、高さではなく床の面積で答えるのが早いというのが編集部の見方です。

高さを上げると、置き場所が消えていきます。各社の公式寸法から、床に必要な面積を計算しました(掛け算は当編集部)。

製品外寸床の占有面積ワイドトレー比
アイリス FTT-635(ワイド)[2]63×49cm約0.31㎡1.0倍
リッチェル 壁付ワイド[1]64.6×47.4cm約0.31㎡1.0倍
ボンビ ウォールトレーM[3]66.5×54.0cm約0.36㎡約1.2倍
ボンビ 飛散ガードXL[4]99×69.5cm約0.69㎡約2.2倍

いちばん高い製品は、ワイドトレーの約2.2倍の床を占めます。畳1枚(約1.62㎡)の4割強です。しかもトレーは別売りなので、この0.69㎡の中にトレーを置くことになります[4]。

判断の順番としては、こうなります。

  1. 越えている場所を特定する。シーツの裏か、トレーの縁か、壁まで飛んでいるか
  2. その場所に合う高さを選ぶ(上の「先に結論」の表)
  3. その製品の外寸を、実際に置く場所で測る。とくに幅99cmは、廊下や洗面所には入らないことがあります
  4. 入らなければ、囲いではなく置き場所を動かす犬のトイレの場所|ごはん・寝床との距離と必要な広さ

囲いを足すより先に、置き場所を変えたほうが早い家があります。壁際に寄せられるかどうかで、必要な壁の面数が変わるからです。

「おしゃれなのはありますか?」への答え方

質問1位はこれでした(相対需要100)[5]。サジェストにも「犬 トイレ トレー はみ出し 防止 おしゃれ」が月110回あります(難易度19で、主軸KWの34より低い)[5]。

今回確認した4製品の範囲では、見た目に触れていたのは飛散ガードXLの1つだけでした。

お部屋に置きやすいクリアカラーで、設置したトイレの目隠し効果もあります。[4]

高さを上げるほど視界に入る面積が増えるので、色と透明度が問題になる——という順序です(読み分けは当編集部)。高さ3cmのトレーで「おしゃれ」が問題になりにくいのは、単に見えないからだと編集部は考えています。

残る3製品のカラー展開は公式に書かれています。リッチェルはダークブラウン・アイボリー(ライトピンクは製造終了)[1]、アイリスオーヤマはブラウン・ホワイト・アイボリー・ネイビー・チャコールグレーの5色[2]。色数がいちばん多かったのはアイリスオーヤマでした。

はみ出した尿が床に届いたあと

ここからは住まいの話です。囲いはこれからの分を減らしますが、すでに床に届いた分には効きません。

今回確認した4製品のうち、床への影響に触れていたのは2つだけでした(当編集部の実測)。

製品本文中の「床」書かれていた内容
リッチェル[1]1件ゴム脚付きなので、ズレにくく床をキズつけません。
ボンビ 飛散ガードXL[4]2件壁や床へのおしっこの飛散をガードします。床面・背面にペットシーツを設置できます
アイリスオーヤマ[2]0件
ボンビ ウォールトレー[3]0件

つまり、「この製品を置いたらフローリングがどうなるか」は、製品ページを読んでも分からないことが多いということです。

床側でできることは、記事を分けてあります。

くらすけ

くらすけ

囲いは「これから」のぶんを減らす道具でつ。もう染みちゃったところは、床の側の話なんでつね。

手作り(DIY)はどうか

「犬 トイレ トレー はみ出し 防止 手作り」は月210回で、サジェストの中では主軸KWの次に多い語でした[5]。よくある質問にも「犬のトイレのはみ出し防止にdiyするには?」(相対需要8)があります[5]。

今回確認した範囲では、メーカーの公式資料に自作についての記述はありませんでした(4製品とも)。したがって編集部として作り方を推奨することはできません。

ただし、寸法の目安なら公式仕様から読み取れます(読み替えは当編集部)。

  • 立てる面の高さ: 12〜15cm(リッチェルの壁が立っている高さ)から、26〜29cm(ボンビの「高いカベ」)[1][3]
  • 前面の開口: 4.3cm(リッチェルの入口高さ)[1]
  • 囲いの内寸: 使っているトレーの外寸+余裕。飛散ガードXLは99×69.5cmの中にトレーを置く設計です[4]

素材については、公式に書かれているのはポリプロピレン・ABS・PP樹脂・PVC樹脂です[1][2][3][4]。水がかかる前提の場所なので、吸水する素材を選ぶと掃除の回数が増えます(これは仕様からの推定で、資料に書かれていたことではありません)。

よくある質問

Q. 犬トイレトレーのはみ出し防止におしゃれなのはありますか?(質問1位・相対需要100)[5]

今回確認した4製品の範囲では、見た目に触れていたのは1製品だけでした。飛散ガードXLの「お部屋に置きやすいクリアカラーで、設置したトイレの目隠し効果もあります」です[4]。色数はアイリスオーヤマが5色でいちばん多くありました[2]。高さが低い製品ほど、そもそも見た目が問題になりにくいというのが編集部の見方です。

Q. 犬がトイレをはみ出したら囲ったほうがいいですか?(2位・相対需要90+54)[5]

囲う前に、越えている場所を特定してください。シーツの裏に回り込んでいるだけならフチの立つトレー(高さ約3cm)で足ります[2]。縁の外にこぼれるなら3面壁(12〜15cm)[1]、足を上げているなら高いカベ(26〜29cm)[3]、トレーの外に出ているなら囲い(50.5cm)[4]。高さを上げるほど床の占有面積が増えるので、置ける場所も一緒に確認が要ります。

Q. 犬トイレトレーのはみ出し防止ワイドは?(3位・相対需要90)[5]

ワイドサイズの外寸は、アイリス FTT-635 が63×49×高さ3.5cm[2]、リッチェル 壁付ワイドが64.6×47.4×19.3cm[1]でした。幅はほぼ同じで、高さが約5.5倍違います。レギュラーとワイドをどう選ぶかは犬のトイレトレーのサイズ|レギュラーとワイドの選び方にまとめています。

Q. 囲いを買えばはみ出さなくなりますか?

なりません。飛散ガードXLの公式ページに「この商品はトイレ時のおしっこの飛散汚れ・漏れを軽減しますが、完全に防ぐものではありません」と明記されています[4]。囲いは確率を下げる道具です。

Q. ケージやサークルの中に置く場合も同じですか?

囲いの外寸がサークルの内寸に収まるかを先に測ってください。飛散ガードXLは99×69.5cmあります[4]。サークルの中の置き方と必要な広さは犬のトイレトレーニング|サークルの中の置き方と広さ、ケージ自体の置き場所は犬のケージの置き場所|リビング・寝室・和室の選び方にあります。

Q. メッシュ(スノコ)は、はみ出しに関係しますか?

今回の4製品のうち3つにメッシュが付いていますが、公式の説明ではメッシュの役割はシーツへのいたずら防止と足ぬれ防止で、はみ出しではありませんでした[1][2][3]。メッシュとうんちの始末は犬のトイレのうんち|流していいか、メッシュは要るかを参照してください。

Q. 自動トイレにすれば解決しますか?

はみ出しとは別の問題です。自動の機械を置けるかどうかは設置条件で決まります。犬のトイレは自動にできる?置ける家の条件と選び方にまとめています。

編集部の結論

  • 🔴 読者の「はみ出し」という言葉を公式に使っていたのは、確認した4製品のうち1つだけだった(当編集部の実測)[1][2][3][4]
  • 🔴 各社が止めているものが違う。シーツの裏(アイリスオーヤマ)/飛び散りと漏れ(リッチェル)/足上げ(ボンビ ウォールトレー)/トレーの外と壁・床(飛散ガード)[1][2][3][4]
  • 🔴 高さは3cmから50.5cmまで約17倍の開きがある(各社の公式仕様から当編集部が並べた)
  • 🔴 高さを上げると床の占有面積が増える。いちばん高い製品はワイドトレーの約2.2倍(計算は当編集部)
  • 🔴 メーカー自身が「完全に防ぐものではありません」と書いている[4]
  • 🔴 床への影響に触れていたのは4製品中2つだけ(当編集部の実測)[1][4]
  • 聞かれているのは原因ではなく設備だった。方法32.2%・製品31.1%・囲うか23.6%に対し、原因は13.1%(集計は当編集部)[5]
  • 編集部としては、囲いを足す前に置き場所を動かせないかを先に見ることを勧めます(判断は当編集部)。壁際に寄せられれば、必要な壁の面数そのものが減ります

記事だけでは決められないのは、「いま置いている場所に、その外寸の囲いが入るか」です。幅99cmの製品は、廊下・洗面所・ケージの中には入らないことがあります。置き場所を動かす場合は、給排水や段差、ドアの開き方も関わってきます。

自宅の場合どうなるか分からない場合は、写真や間取りを見ながら確認できます。

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参考文献・出典

  1. リッチェル「お掃除簡単ステップ壁付トイレ」(製品情報)

https://www.richell.co.jp/products/pet/item/?sid=156000 (確認日 2026-09-14・本文4,165字・読める文字99%超)

  1. アイリスオーヤマ アイリスプラザ「フチもれしにくいトレーニングペットトレー FTT-485・635」

https://www.irisplaza.co.jp/index.php?KB=SHOSAI&SID=P311346F (確認日 2026-09-14・本文15,445字・読める文字99.3%)

  1. ボンビアルコン「しつけるウォールトレー」

https://bonbi-pets.jp/products/detail/807 (確認日 2026-09-14・本文2,954字・読める文字99.7%)

  1. ボンビアルコン「トイレ用飛散ガード・プラスクリーンXL」

https://bonbi-pets.jp/products/detail/1077 (確認日 2026-09-14・本文2,969字・読める文字99.8%)

  1. ラッコキーワード(ライトプラン)サジェストキーワード9件/よくある質問検索25件(2026-09-14 実測・当メディア取得)
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この記事を書いた人

メーカーの仕様書やFAQを複数社ぶん並べて、書いてあることの違いを確かめてから記事にしています。「ペット用」と書いてあっても、中身は各社でけっこう違います。工事が要らないなら要らないと書きますし、間違えたら訂正を出して残します。

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