猫ケージのキャスター付き|床の傷とへこみを防ぐ置き方

猫ケージのキャスター付き|床の傷とへこみを防ぐ置き方
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キャスター付きの猫ケージは、掃除のときに動かせるのが便利です。ラッコキーワードでは「猫 ケージ キャスター付き」が月210回検索されています[5]。マルカンのキティケージの商品ページにも「キャスター付きなので移動や掃除がラクラク」とあります[2]。

一方で、フローリングの上でキャスターを転がすと、床に傷やへこみが付かないかが気になります。編集部は、ケージのメーカーと床材のメーカーが、それぞれキャスターについて何を書いているかを並べてみました。

見たこと結果
猫ケージの商品ページ14ページで、キャスターの記載6ページにあり[1][2]
その14ページで「床」「傷」「フローリング」すべて0件[1][2]
床材メーカー(大建工業)はキャスター非対応の床では「使用しないでください」、使うなら「カーペットを部分敷きにするなど必ず床面を保護」[3]
床材メーカー(パナソニック)は「球状および金属製キャスターや、小径のキャスター付き家具はご使用をお避けください」[4]
くらすけ

くらすけ

「ケージの説明には床のことが書いてないのに、床の説明にはキャスターのことが書いてあるんでつね。見るのは床の説明書のほうでつか。」

目次

先に結論

  • キャスター付きのケージを置くときに見るのは、ケージの説明より「床材の注意書き」です。確認した猫ケージ14ページには、床への注意が書かれていませんでした[1][2]
  • 今の床が「キャスター対応」でなければ、キャスターの下にカーペットなどを敷く。大建工業は、非対応の床ではキャスターを使わず、使うなら床面を保護するよう書いています[3]
  • キャスター対応の床でも、金属製・球状・小径のキャスターは避けるよう、床材メーカー2社が書いています[3][4]
  • 敷いたマットにも注意書きがあります。長く敷きっぱなしにすると、床の変色や跡が出ることがあるとされています[3]
  • キャスターに付いたごみでも床に傷が付くとされています[3]。猫砂が散る足元では、転がす前にキャスターと床を拭くのが確実です

1. 猫ケージのメーカーは、キャスターについて何を書いている?

アイリスオーヤマの猫ケージ9ページ[1]と、マルカンの猫ケージ5ページ[2]を当日取得し、本文を検索しました(文字を正規化し、空白を除いてから検索)。

メーカー確認したページ「キャスター」がある「床」「傷」「フローリング」
アイリスオーヤマ94(キャットランドケージ、ミニ、ルーフ、ペットケージ)0件
マルカン52(キティケージ 1000・1400)0件

キャスターについて書かれていたのは、主に次の3種類でした。

① 寸法の条件として

アイリスのキャットランドケージは、商品サイズの備考が「キャスター取付時」です[1]。マルカンのキティケージ1000は「W690×D540×H980mm(取付キャスター時:H995mm)」と、キャスターを付けると高さが15mm増えることが分かる書き方でした[2](差の計算は当編集部)。

② 付属品として

キティケージ1000のセット内容は「キャスター・トレイ2枚付(耐荷重4kg以下)」です[2]。

③ 素材として

アイリスのペットケージ(PEC-902V・903V)の素材欄には、次のように書かれています[1](色によって「金属(鋼)」「スチール」と書き方が分かれていました)。

「【キャスター】ポリプロピレン・金属(亜鉛メッキ)」[1]

>

「【キャスター受け】ポリエチレン」[1]

ルーフキャットケージの素材欄には「キャスターストッパー:ポリエチレン」とあります[1]。

つまり、キャスターがあること・高さ・素材は書かれていても、「どんな床の上で使うか」はどのページにも書かれていませんでした。(今回取得した14ページの本文の範囲。取扱説明書は確認していません)

ケージの寸法の読み方は猫の大型ケージと猫のケージのスリムで詳しく扱っています。

2. 床材のメーカーは、キャスターについてこう書いている

床の側の注意書きには、キャスターについてはっきりした記述がありました。

大建工業「ご使用上のご注意」

フローリングを作っている大建工業は、「キャスター付きのイスや家具」という項目を設け、床が「キャスター対応」かどうかで分けて書いています[3]。

キャスター非対応フロアの場合:

「キャスターは床面が損傷するため使用しないでください。凹み傷や剥離の原因となります。使用する場合はカーペットを部分敷きにするなど必ず床面を保護し、時折フロアに損傷がないか確認してください。」[3]

キャスター対応フロアの場合:

「キャスター対応フロアは一般フロアに比べ、キャスターによる凹み傷が付きにくい性能を持っていますが、状況によって凹み傷や剥離が発生することがあります。」[3]

>

「金属製キャスターや球状キャスターは床面が損傷するため使用しないでください。」[3]

>

「キャスターはプラスチック製のものをご使用ください。」[3]

パナソニック「美しさが長持ちする性能」

パナソニックは、キャスターのへこみ傷が付きにくい基材のフローリングについて、こう書いています[4]。

「1点に集中的に力が加わると、床にへこみ傷がつくことがあります。」[4]

>

「※球状および金属製キャスターや、小径のキャスター付き家具はご使用をお避けください。へこみや傷が発生する場合があります。」[4]

2社とも「キャスターに強い床」を用意したうえで、それでも避けてほしいキャスターの形(金属製・球状・小径)を挙げていました。

くらすけ

くらすけ

「『キャスターに強い床』でも、キャスターなら何でもいいわけじゃないんでつね。」

3. ケージのキャスターを、床材の注意書きに当てはめると

ここからは、1章のケージの記載を、2章の床材の注意書きに当てはめたものです(当てはめは当編集部)。

床材メーカーの注意猫ケージの側で分かること
金属製キャスターを避ける[3][4]アイリスのペットケージの素材欄は「ポリプロピレン・金属(亜鉛メッキ)」[1]。車輪と金具のどちらが金属かは、素材欄からは分からない
小径のキャスターを避ける[4]キャスターの直径は、確認した14ページのどれにも書かれていなかった[1][2]
1点に力が集中するとへこむ[4]アイリスのキャットランドケージの重量は18.9kg(スリム)・23.8kg(ワイド)[1]。これに猫と猫砂の重さが加わり、キャスターの数だけの点で床に乗る

ケージの商品ページだけでは、床材メーカーの注意に当たるかどうかを判断しきれませんでした。直径と車輪の素材が分からないためです。気になる場合は、購入前にケージのメーカーへ「車輪の直径と素材」を問い合わせるのが確実です。

4. 床を守るために、何をするか

今の床が「キャスター対応」かを確かめる

大建工業の注意書きは、床が「キャスター対応」かどうかで分かれていました[3]。今の床がどちらかは、床材の品番が分からないと判断できません。持ち家なら新築時・リフォーム時の仕様書、賃貸なら管理会社に聞くと分かることがあります。

非対応の床なら、下に敷く

非対応の床について大建工業は、使うなら「カーペットを部分敷きにするなど必ず床面を保護」するよう書いています[3]。ケージの下に敷くものの選び方は、ペットの消臭マットやペット対応床材7種を比較も参考になります。

敷いたものにも注意がある

大建工業は、敷く側についても書いています[3]。

「カーペットやマットを長期間床の上に敷きっ放しにした場合、床面が変色したり、表面にゴムマットの跡が付いたり、表面に細かい傷が発生し艶引けが発生する場合があります。」[3]

「カーペットや玄関マットのズレ防止に粘着テープを使用しないでください。」[3]

ケージの下は、一度置くと動かさない場所になりがちです。掃除のときにマットごとめくって、床の状態を見ておくと、変色や跡に早く気づけます。

転がす前に、キャスターと床を拭く

「キャスターにごみや埃が付着した状態で使用すると床面に傷が付くことがあります。」[3]

猫のケージの足元には、猫砂や抜け毛が落ちやすくなります。砂の粒をキャスターで踏んだまま転がすと、この注意に当たる状態になります(当てはめは当編集部)。動かす前にキャスターの車輪と床をひと拭きしておくと安心です。

くらすけ

くらすけ

「猫砂の粒って、キャスターで踏むとヤスリみたいになりそうでつ。転がす前にひと拭きでつね。」

5. 結局、どうすればいい?

あなたの家の状況考え方
床がキャスター対応かどうか分からない仕様書や管理会社で床材の品番を確かめる。分からないうちは非対応として扱う[3]
非対応の床、または分からないケージの下にカーペットやマットを敷いて床を保護する[3]
キャスター対応の床金属製・球状・小径のキャスターは避ける[3][4]。ケージのメーカーに車輪の素材と直径を確かめる
ケージの下にマットを敷いた敷きっぱなしにせず、ときどきめくって床の変色や跡を見る[3]
掃除のたびにケージを動かす転がす前にキャスターと床の猫砂・ごみを拭き取る[3]

すでに付いてしまった傷の直し方は、ペットのフローリングの傷で整理しています。ケージをどこに置くかは猫のケージの置き場所で扱っています。

よくある質問

Q. キャスター付きの猫ケージは、フローリングに直接置いても大丈夫?

A. 床によります。大建工業は、キャスター非対応の床ではキャスターを使わないよう書き、使う場合はカーペットを部分敷きにするなど床面を保護するよう書いています[3]。今の床がキャスター対応かどうかを先に確かめてください。

Q. キャスター対応のフローリングなら、何も敷かなくていい?

A. 大建工業は、対応フロアでも「状況によって凹み傷や剥離が発生することがあります」と書き、金属製・球状のキャスターは使わないよう書いています[3]。キャスターの使用頻度が高い箇所は、カーペットなどで保護するよう書かれています[3]。

Q. ケージの商品ページで、キャスターの何を見ればいい?

A. 確認した14ページでは、キャスターの有無・寸法の条件・素材までは書かれていましたが、直径や、どの部分が金属かは書かれていませんでした[1][2]。床材メーカーが挙げる「金属製」「小径」に当たるかを知りたい場合は、ケージのメーカーに問い合わせるのが確実です。

Q. 賃貸で床に傷を付けたくない場合は?

A. 床を保護したうえで、ときどき床の状態を確かめるのが、床材メーカーの書き方でした[3]。退去時の床の扱いは賃貸でできる犬の床滑り対策で整理しています。

編集部の結論

キャスター付きの猫ケージで床を守るために読むべきなのは、ケージではなく床の注意書きでした。確認した猫ケージ14ページには床への注意が0件で、床材メーカー2社はキャスターの形まで挙げて注意を書いていました。

編集部としては、「床がキャスター対応かどうか」を最初に確かめ、分からなければ非対応として下に敷くのが、いちばん手堅いと考えます。そのうえで、敷いたマットもときどきめくって床を見る。猫砂の粒はキャスターで踏む前に拭く。この3つで、確認した注意書きの範囲はおおむねカバーできます。

自分の家の場合はどうなるか、確かめる

今の床がキャスター対応かどうか分からない、すでに傷やへこみがあって張り替えや重ね張りを考えている——こうした床の状態は、床材や下地を見ないと判断できないことがあります。

「ペットのくらし」の相談窓口では、工事が必要かどうかの切り分けから無料で相談できます。見積もりは、施工会社が現地を見て作ります。

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参考文献・出典

  1. アイリスオーヤマ株式会社「猫ケージ」各商品ページ(キャットランドケージ、コンパクトキャットケージ、ミニキャットケージ、スリムキャットケージ、広々スリムキャットケージ、ルーフキャットケージ、ファニチャースタイルケージ、ペットケージ、ウッディキャットケージ) https://www.irisohyama.co.jp/products/pet-supplies-pet-food/pet-supplies/cat-cage (確認日: 2026年9月25日)
  2. 株式会社マルカン「キャットフレンドルーム」「キャットフレンドルーム スリム2段」「同 スリム3段」「キティケージ 1000」「キティケージ 1400」 https://page.mkgr.jp/product/2350/ https://page.mkgr.jp/product/2407/ https://page.mkgr.jp/product/2408/ https://page.mkgr.jp/product/2409/ https://page.mkgr.jp/product/2410/ (確認日: 2026年9月25日)
  3. 大建工業株式会社「ご使用上のご注意」(フローリング) https://www.daiken.jp/buildingmaterials/flooring/precautionsforuse/ (確認日: 2026年9月25日)
  4. パナソニック「美しさが長持ちする性能|パナソニック フローリングの特長」 https://sumai.panasonic.jp/interior/floor/concept/detail.php?id=nagamochi (確認日: 2026年9月25日)
  5. ラッコキーワード(サジェスト「猫 ケージ キャスター付き」月210・2026年9月11日取得/よくある質問検索 0件・2026年9月25日取得)
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この記事を書いた人

メーカーの仕様書やFAQを複数社ぶん並べて、書いてあることの違いを確かめてから記事にしています。「ペット用」と書いてあっても、中身は各社でけっこう違います。工事が要らないなら要らないと書きますし、間違えたら訂正を出して残します。

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