猫の爪研ぎはダンボールと麻どっち?高さと置き方で選ぶ

猫の爪研ぎはダンボールと麻どっち?高さと置き方で選ぶ
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「猫 爪研ぎ ダンボール」は月に720回検索されています[8]。

そこで、同じ語で「よくある質問」を19件取り出して並べてみました。いちばん多かったのは「猫の爪研ぎは麻とダンボールのどちらがいいですか?」(相対需要100)、2番目が「猫の爪研ぎは麻縄とダンボールのどちらがいいですか?」(35)でした[8]。麻との比較を聞く質問は3件で、合計136=全体の66.0%を占めます。

「ダンボールについて知りたい」のではなく、「麻と比べてどうか」を聞かれていました。

そこで編集部は、素材の優劣に答えている一次資料を探しに行きました。読んだのは、米国猫獣医師会(AAFP)が出しているポジションステートメント[1]と、獣医学の専門誌 *Journal of Feline Medicine and Surgery* に載った飼い主調査(回答4,331件)[2]、それに国内メーカー2社の公表仕様[3]〜[7]です。

くらすけ

くらすけ

ダンボールは安いし軽いでつ。でも麻のほうが長持ちするって聞くでつ。どっちがいいのか、ちゃんと書いてある資料はあるんでつか?

目次

先に、数字だけ

  1. 🔴 飼い主4,331件の調査では、9歳以下の猫の1位はロープ(サイザル麻)32.5%、2位カーペット25.1%、3位ダンボール18.2%。10歳以上ではカーペットが1位に入れ替わります[2]
  2. 🔴 ただし「よそで研がれた」報告がいちばん少なかった順は、ロープ53.7%→ダンボール60.2%→カーペット63.1%。好まれた順とは2位と3位が逆です[2]
  3. 🔴 同じ論文の結論には、素材と同じ文の中に「3 ft or higher」=約91cm以上という高さが書かれています[2]
  4. 🔴 編集部が公表寸法を確認できたダンボール製3点は、12.0cm/58.0cm/69.5cm。3点とも91cmに届きませんでした[3][4][5]
  5. したがって編集部の判断は、「素材を選ぶ前に、91cmの縦のものを置ける場所が家にあるかを決める」です。置けないなら、素材の議論はあまり意味を持ちません

そもそも、どっちがいいと書いてある資料はあるのか

まず、獣医師の学会がどう書いているかを確認します。

AAFP(American Association of Feline Practitioners)のポジションステートメントは、抜爪手術の代わりに家でできることを列挙しています。そこに素材の記述がありました。

Scratching materials preferred by cats include wood, sisal rope, carpet, cardboard and rough fabric. In one study, carpet-covered vertical scratchers were preferred.[1]

(猫が好む爪とぎの素材には、木、サイザル麻のロープ、カーペット、ダンボール、目の粗い布が含まれる。ある研究では、カーペット張りの縦型の爪とぎが好まれた。/訳は編集部)

麻もダンボールも、同じ1文に並記されていて、順位が付いていません。そのうえで、こう続きます。

Owners may need to experiment with a variety of textures and types of scratchers to determine one or more that their cat prefers.[1]

(飼い主は、猫が好むものを1つ以上見つけるために、さまざまな手ざわりや種類の爪とぎを試してみる必要があるかもしれない。/訳は編集部)

学会の答えは「試すしかない」でした。

「ある研究」の中身を見に行きました

引っかかったのは、上の引用の後半です。「ある研究では、カーペット張りの縦型が好まれた」とあり、麻でもダンボールでもない素材が挙がっています。

注番号をたどると、こう書かれていました。

Moesta A. Feline scratching of furniture: impact, owner attempts to prevent it and attitudes towards declawing – a survey of cat owners and veterinarians. MSc thesis, Graduate Faculty, The University of Georgia, USA, 2012.[1]

ジョージア大学の修士論文で、飼い主と獣医師へのアンケート調査です。実験室で素材を並べて選ばせたものではありません。

⚠️ これは「信用できない」という意味ではありません。ただ、「学会が挙げている根拠は1件のアンケートである」ことは、読む側が知っておいてよい情報だと編集部は考えます。

9歳を境に、1位の素材が変わる

もう1本、同じ *Journal of Feline Medicine and Surgery* に載った調査があります。インターネットで4,331件の回答を集め、36か国・4,105件を解析したものです[2]。

こちらは、素材の順位を数字で出していました。

猫の年齢1位2位3位
9歳以下ロープ(サイザル麻)32.5%カーペット 25.1%ダンボール 18.2%
10歳以上カーペット 24.7%ロープ 22.9%ダンボール 19.6%

Cats ⩽9 years old most often preferred a rope substrate (32.5%), followed by carpet (25.1%) and cardboard (18.2%). Cats >10 years old preferred carpet most often (24.7%), followed by rope (22.9%) and cardboard (19.6%).[2]

論文は、この入れ替わりに一言添えています。

Older cats preferred a softer carpet substrate over a harder rope substrate.[2]

(高齢の猫は、硬いロープよりも柔らかいカーペットを好んだ。/訳は編集部)

ダンボールは、どちらの年齢層でも3位でした。ただし数字を見ると、9歳以下で18.2%、10歳以上で19.6%と、大きく離されてはいません(この読み取りは編集部のものです)。

もう1つ、順位が逆になる表がありました

同じ論文には、別の角度の集計もあります。「好みの爪とぎ器の素材」ごとに、家具や壁など“よそ”で研がれたという報告がどれくらいあったかです。

Inappropriate scratching was reported the least frequently when owners had rope as a substrate on the preferred scratching post (n = 659; 53.7%), followed by cardboard (n = 456; 60.2%), carpet (n = 645; 63.1%) and wood (n = 85; 64.4%)[2]

素材よそで研がれたという報告
ロープ(麻)53.7%(n = 659)
ダンボール60.2%(n = 456)
カーペット63.1%(n = 645)
木64.4%(n = 85)

好まれた順は「ロープ→カーペット→ダンボール」ですが、よそ研ぎが少なかった順は「ロープ→ダンボール→カーペット」です。2位と3位が入れ替わっています(並べ替えは編集部)。

⚠️ これはアンケートで観察された関連であって、「ダンボールにすれば壁を守れる」という因果ではありません。ロープとダンボールの差も6.5ポイントで、順位ほど大きくは開いていません。

くらすけ

くらすけ

「好き」と「よそで研がない」は別の話なんでつね。好きな素材があっても、よそでも研いじゃう子はいるってことでつか。

素材だけ選べば足りる?

ここが、今回いちばん効いたところです。

論文の結論は、こう書かれていました。

The ideal scratching post to recommend to a cat owner to help prevent inappropriate scratching is one that includes rope as a substrate, is upright vertical, 3 ft or higher, has two or more levels and a base width of between 1 and 3 ft.[2]

分解すると、条件は5つあります。

#条件[2]メートル法にすると
1ロープ(麻)を素材に含む—
2縦に立っている—
33 ft or higher約91cm以上
42段以上ある—
5土台の幅が 1〜3 ft約30〜91cm

「麻かダンボールか」は、5つのうちの1つでしかありません。そして残る4つのうち2つは、素材ではなく寸法です(換算は編集部)。

高さについては、実測の数字も出ています。

cats exhibited inappropriate scratching significantly less frequently when the posts offered were >3 ft high (n = 671/1215; 55.2%) compared with smaller posts (n = 1301/2012; 64.7%) ( P <0.0001)[2]

91cmより高い爪とぎを置いていた家では、よそ研ぎの報告が55.2%。それ以下の家では64.7%。差は9.5ポイントです(引き算は編集部)。

AAFP も、素材の話のすぐ前に寸法と安定性を書いていました。

They should be tall or long enough to allow full stretching and stable enough so they do not move or fall over.[1]

(爪とぎは、猫が体をいっぱいに伸ばせるだけの高さか長さがあり、動いたり倒れたりしない程度に安定している必要がある。/訳は編集部)

日本で売っているダンボールの爪とぎは、何cmある?

では、その91cmは現実的な数字なのか。国内メーカー2社の公表寸法を並べました。

製品主要素材公表されている高さ幅・直径
猫壱 バリバリボウル[3]ダンボール(枠組含む)、植物由来糊12cm円直径39.5cm
猫壱 バリバリボウルタワー[4]ダンボール(枠組含む)、植物由来糊58cm円直径52cm
アイリスオーヤマ 猫の爪とぎ スタンドタイプ P-NTS-700R[5]段ボール紙69.5cm幅35cm・奥行29cm
アイリスオーヤマ キャットランドケージ用 つめとぎポール PCLC-P530[6]ポール:麻(縄)、紙(管)、ポリプロピレン(キャップ)、スチール(ナット)157cm直径8.5cm

※ アイリスオーヤマの2点は、商品仕様の「商品サイズ(mm)」欄の数値をcmに換算したものです(換算は編集部)。

ダンボール製の3点は、いちばん高いものでも69.5cm。論文の91.4cmまで、あと約22cm足りません(差の計算は編集部)。

一方で、91cmを超えていたのは麻の1点だけでした。ただしこの製品には条件があります。

キャットランドケージ専用の交換用つめとぎポールです。[6]

ケージに取り付ける交換部品で、単体で床に立てる爪とぎではありません。

「背伸び」と書いてある製品でも、届いていませんでした

高さのある2点は、どちらも説明文で「背伸び」に触れています。

ベッド部分はもちろん、枠組みの縦ラインもすべてダンボール製の爪とぎ仕様。立ち上がって背伸びしながら爪を研ぎたい猫の欲求も満たします。[4]

猫がのびのび背伸びをしながら爪とぎできるスタンドタイプです。[5]

メーカーの説明と、論文の数値が食い違っているように見えます。ただし、ここは分けて読む必要があります。

⚠️ 論文の91cmは、「その高さ以上の爪とぎがある家では、よそ研ぎの報告が9.5ポイント少なかった」という調査の結果です。「91cm未満では背伸びができない」とは書かれていません。メーカーの記述が誤りだという根拠は、今回確認した資料からは出てきませんでした。

アイリスオーヤマの爪とぎ15件に、「麻」の語が出てこない

もう1つ、並べていて気づいたことがあります。

アイリスオーヤマの商品情報「つめとぎ・保護シート」カテゴリには15件が並んでいます。この一覧の全文(1ページ目3,071字/2ページ目2,565字)を走査したところ、「麻」0件・「サイザル」0件でした[7](走査は2026年9月20日・NFKC正規化と空白除去のあと。「サイ」は各ページ7件ありましたが、前後を読むとすべて「ブランドサイト」「サイトマップ」などページ共通のナビゲーションでした)。

麻が出てくるのは、個別ページの主要素材欄1か所だけです[6]。しかもそれが、上で見たケージ専用の交換ポールでした。

⚠️ これは「アイリスオーヤマに麻の爪とぎが無い」という意味ではありません。編集部が走査したのは、同社の商品情報サイトの当該カテゴリ15件の一覧文だけです。「一覧の説明文では素材名が読み取れない」ところまでが、確認できた範囲です。実際、一覧で素材名を書いているのは「段ボール」「ダンボール」「プライウッド」の3件だけでした(数え上げは編集部)。

ダンボールを選ぶなら、どこを見ればいい?

「ボロボロになるのはなぜ?」という質問が、よくある質問19件の中にありました(相対需要8)[8]。

答えは、メーカー自身の説明文の中にあります。

高密度のダンボールを使用しているため、耐久性が高く、研ぎかすが出にくいのも特徴です。[4]

ダンボールに特殊コーティングを施した、研ぎくずが飛び散りにくくゴミが出にくいダストレスタイプです。[7]

とぎかすが散らばらないように受け皿が付いたタイプです。[7]

3つとも「出ない」とは書いていません。「出にくい」「飛び散りにくい」「散らばらないように受け皿が付いた」です。

つまり、かすが出ることは前提で、散らばりを抑える設計が用意されている、という状態です(この読み取りは編集部のものです)。ダンボールを選ぶなら、かすが落ちる範囲を掃除できる床かどうかが実務的な分かれ目になります。

編集部としては、ダンボールを選ぶときに見る順番を、こう考えます。

  1. 置ける場所があるか(壁・動線・倒れないか)
  2. かすが落ちる範囲を掃除できる床か(カーペットの上は取りにくい)
  3. 受け皿・枠付きかどうか
  4. 交換用が単体で買えるか(枠を残して中身だけ替えられるか)

猫壱の2製品は、どちらも「特徴・仕様」の欄で交換できることを公表しています(表記はバリバリボウルが「爪とぎ交換可能」、タワーが「つめとぎ交換可能」)[3][4]。

⚠️ 使い終わったダンボールの捨て方と替え時は、この記事では扱いません。自治体で分別が分かれる話なので、猫の爪とぎの段ボールは何ゴミ?捨て方と替え時に分けてあります。

置いても、よそで研ぐ猫はいる?

います。しかも、かなりの割合で。

However, even when a scratching post was provided in the same room as the location of inappropriate scratching, this unwanted behavior was still reported by almost 70% of the owners.[2]

(しかし、よそで研がれている場所と同じ部屋に爪とぎを置いた場合でさえ、この望ましくない行動は依然として約70%の飼い主から報告された。/訳は編集部)

AAFP も、素材の話の直後にこう書いています。

Stringent attention must be given to both location and suitability, otherwise the cat may choose other areas/objects that are desirable to them, but not to the owner.[1]

(置き場所と適合性の両方に細心の注意を払う必要がある。そうしなければ、猫は自分にとっては望ましいが飼い主にとってはそうではない別の場所や物を選ぶことがある。/訳は編集部)

素材を正解にしても、置き場所が合わなければ結果は変わらない、という順番で書かれています。

しかも、AAFP はその直後に、置き場所の具体的な指定まで書いていました。

Because cats often stretch and scratch upon awakening, a scratcher should be placed next to where the cat sleeps.[1]

(猫は目を覚ましたときに体を伸ばして爪を研ぐことが多いため、爪とぎは猫が眠る場所の隣に置くとよい。/訳は編集部)

「よく爪を研ぐ場所の近く」ではなく、「寝る場所の隣」です。理由も同じ文に書かれています——目を覚ましたときに伸びをするから、というものです。素材を選ぶより先に決められる話で、しかもお金がかかりません(この受け取り方は編集部のものです)。

だから編集部としては、壁やソファを守ることは、爪とぎの素材選びとは別の作業だと考えます。壁の側の話は猫の爪とぎ対策に「キズに強い壁紙」? 業界の合格ラインを調べたら、5往復でした、ソファの側は猫の爪とぎ防止|ソファは生地の等級と形で選ぶにまとめてあります。

くらすけ

くらすけ

素材で正解を引き当てても、置く場所が違ったら意味がないんでつね。買う前に、どこに置くか決めておくでつ。

うちの場合、どっちを選べばいい?

今回確認した資料からは、次の順番で決められると編集部は考えます(この判断は編集部のものです)。

家の条件資料から言えること
高さ91cm以上・幅30〜91cmの縦のものを、壁沿いに置ける論文の5条件を満たす形に近づけられます[2]。素材は麻(ロープ)が1位でした
その場所が取れない素材の議論より、置き場所の確保が先です。ダンボールの横置き・スタンド型は、高さの条件を満たせません[3][4][5]
猫が10歳以上調査ではカーペットが1位で、硬いロープより柔らかい面が好まれていました[2]
床がカーペット・ラグかすの回収が難しくなります。受け皿付きか、枠付きを選ぶ余地があります[7]
どれを選んでも、よそで研ぐ同じ部屋に置いても約70%が報告しています[2]。壁・ソファ側の対策は別に用意します

よくある質問

Q. 猫の爪研ぎは、麻とダンボールのどちらがいいですか?(相対需要100)

A. 資料によって答えが違います。飼い主4,331件の調査では9歳以下でロープ(麻)が1位32.5%、ダンボールが3位18.2%でした[2]。一方で AAFP は素材に順位を付けず、「試す必要があるかもしれない」と書いています[1]。編集部としては、麻のほうが数字の上では上位ですが、置き場所と高さの条件を満たせるかのほうが先だと考えます。

Q. 猫の爪研ぎにダンボールは使えますか?(31)

A. AAFP は適した道具の例として挙げています。「Examples are scratching posts or pads, cardboard boxes, and lumber or logs.」[1](例としては、爪とぎ用のポストやパッド、ダンボール箱、木材や丸太が挙げられる/訳は編集部)。

Q. ダンボールを使うとボロボロになるのはなぜですか?(8)

A. メーカーも「出ない」とは書いていません。「研ぎかすが出にくい」[4]「飛び散りにくく」[7]という表現で、かすが出ること自体は前提になっています。受け皿付きの製品も用意されています[7]。

Q. 麻のほうが長持ちしますか?

A. 🔺 今回確認した資料の範囲では、耐久性を比べた数値は見つかりませんでした。論文が比べているのは「好み」と「よそ研ぎの報告率」で、素材が何か月もつかではありません[2]。判定できませんでした。

Q. 高さは何cmあればいいですか?

A. 論文は「3 ft or higher」=約91cm以上を挙げ、それ以上の家ではよそ研ぎの報告が55.2%、それ未満では64.7%だったとしています[2]。ただしこれはアンケートで観察された関連で、保証された効果ではありません。

Q. 使い終わったダンボールは何ゴミですか?

A. 自治体で分かれます。猫の爪とぎの段ボールは何ゴミ?捨て方と替え時にまとめてあります。

Q. 床に置くマットタイプはどうですか?

A. 素材と厚み、フローリングでのズレについては猫の爪とぎマット|床に置く前に見る素材と厚みで扱っています。

編集部の結論

「麻とダンボール、どっち?」を調べに行って、いちばんはっきりしたのは、素材が答えの一部でしかないことでした。

  • 飼い主4,331件の調査では、9歳以下の1位はロープ(麻)32.5%、ダンボールは3位18.2%。10歳以上ではカーペットが1位に入れ替わります[2]
  • 「好まれた順」と「よそ研ぎが少なかった順」は、2位と3位が逆でした[2]
  • 論文の結論は、素材と同じ文の中で「約91cm以上」「2段以上」「土台の幅30〜91cm」を指定しています[2]
  • 編集部が公表寸法を確認できたダンボール製3点は 12.0/58.0/69.5cm で、3点とも91cmに届きませんでした[3][4][5]
  • 同じ部屋に爪とぎを置いてもなお、約70%の飼い主がよそ研ぎを報告しています[2]

編集部としては、素材を先に決めないほうがよいと考えます。先に「91cmの縦のものを、倒れないように置ける壁が家にあるか」を決めると、選べる素材が自動的に絞られるからです(この判断は編集部のものです)。置けるなら麻のポール、置けないならダンボールの横置きに切り替えて、壁とソファは別の方法で守る——という分け方になります。

今回確認したのは公表資料と論文だけで、実際に製品を並べて猫に選ばせてはいません。好みには個体差があり、論文自身も「Although cats can have individual preferences, our data provide a starting point」[2](猫には個体差がありうるが、我々のデータは出発点を提供する/訳は編集部)と書いています。

自分の家の場合はどうなるか

91cmの縦のものを置けるかどうかは、壁の位置、通り道の幅、家具との干渉で変わります。倒れないように壁側で支えられるか、下地があるかは、写真だけでは判断しきれないこともあります。

工事が必要かどうかの切り分けだけでも、無料の相談窓口でご相談いただけます。見積は施工会社が現地を見て作るものなので、この場では出せません。

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※本記事は住まいづくりの観点から一般的な情報を提供するものであり、個々のペットの診断・治療に代わるものではありません。歩き方や行動に気になる変化がある場合は、かかりつけの獣医師にご相談ください。

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参考文献・出典

  1. American Association of Feline Practitioners「AAFP Position Statement: Declawing」(*Journal of Feline Medicine and Surgery* 掲載・全3ページ・本文18,893字)https://catvets.com/wp-content/uploads/2024/01/2017-DeclawingStatement.pdf (確認日: 2026年9月20日。⚠️ PDFの文字抽出で語の途中に空白が入るため、引用は行の折り返しで入った空白のみを取り除いています。文字は変えていません。)
  2. Wilson C, Bain M, DePorter T, Beck A, Grassi V, Landsberg G.「Owner observations regarding cat scratching behavior: an internet-based survey」*Journal of Feline Medicine and Surgery* 2016;18(10):791–797.(回答4,331件・解析4,105件・36か国。本文27,678字)https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11112215/ (確認日: 2026年9月20日)
  3. 猫壱「バリバリボウル」公式オンラインストア 製品ページ(本文2,297字)。サイズ「円直径39.5cm / 高さ12cm」、素材「ダンボール(枠組含む)、植物由来糊」 https://www.necoichi.co.jp/shop/products/4582725983067 (確認日: 2026年9月20日)
  4. 猫壱「バリバリボウルタワー」公式オンラインストア 製品ページ(本文2,448字)。サイズ「円直径52cm 高さ58cm」、素材「ダンボール(枠組含む)、植物由来糊」 https://www.necoichi.co.jp/shop/products/4582725983432 (確認日: 2026年9月20日)
  5. アイリスオーヤマ「猫の爪とぎ スタンドタイプ」商品情報(本文2,979字)。P-NTS-700R の主要素材「段ボール紙」、商品サイズ(mm) 幅350/奥行290/高さ695 https://www.irisohyama.co.jp/products/pet-supplies-pet-food/pet-care-products/tsumetogi-protective-sheet/cat-scratching-stand-type (確認日: 2026年9月20日)
  6. アイリスオーヤマ「キャットランドケージ用 つめとぎポール」商品情報(本文2,450字)。PCLC-P530 の主要素材「ポール:麻(縄)、紙(管)、ポリプロピレン(キャップ)、スチール(ナット)、ボルト:スチール」、商品サイズ(mm) φ85/1,570 https://www.irisohyama.co.jp/products/pet-supplies-pet-food/pet-care-products/tsumetogi-protective-sheet/tsumetogi-pole-for-cat-land-cage (確認日: 2026年9月20日)
  7. アイリスオーヤマ「つめとぎ・保護シート」カテゴリ一覧 全15件(1ページ目 本文3,071字/2ページ目 本文2,565字) https://www.irisohyama.co.jp/products/pet-supplies-pet-food/pet-care-products/tsumetogi-protective-sheet (確認日: 2026年9月20日)
  8. ラッコキーワード(サジェスト34件・よくある質問19件・見出し抽出。編集部実測・2026年9月20日)
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この記事を書いた人

メーカーの仕様書やFAQを複数社ぶん並べて、書いてあることの違いを確かめてから記事にしています。「ペット用」と書いてあっても、中身は各社でけっこう違います。工事が要らないなら要らないと書きますし、間違えたら訂正を出して残します。

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