犬のトイレの臭い|シートの替えどきと消臭表示の見方

犬のトイレの臭い|シートの替えどきと消臭表示の見方
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犬のトイレのにおいが気になったとき、多くの人が最初に疑うのはシートのようです。この語で実際に検索されている質問12件の相対需要231のうち、63.2%が「シート」を名指ししていました[8]。1位は「犬のトイレシートの臭いを防ぐには?」(相対需要100)です。

そこで編集部は、シートのメーカー2社が「におい」について何を公表しているかを並べました。ユニ・チャーム「デオシート」とアイリスオーヤマのペットシーツです。

結果、いちばん驚いたのは、2社が同じ土俵にすら立っていなかったことでした。デオシートは8つのラインナップのうち5つの商品名に「消臭」が入ります[1]。一方アイリスオーヤマのペットシーツは9ラインの説明文に「消臭」が1件もありません[4]。

くらすけ

くらすけ

「消臭シート」を比べようとしたら、片方は「消臭」って言ってもいなかったでつか…?

目次

先に、数字だけ

何の数字か出典
検索された質問のうち「シート」を名指しした割合63.2%(146/231)[8]
デオシートのラインナップ8(トイレシステム1+ペットシート7)[1]
🔴 うち商品名に「消臭」が入るもの5[1]
アイリスオーヤマのペットシーツのライン9[4]
🔴 うち説明文に「消臭」が入るもの0[4]
🔴 「3日間交換無し」の条件1頭・体重4kg以下・尿のみ[3]
メーカーが出す交換の目安(ユニ・チャーム)マット3日に1回/フィルター1週間に1回[3]
メーカーが出す吸収の目安(アイリスオーヤマ)約12時間のおしっこ3回分[5]
🔴 ユニ・チャームのFAQに「何回」「回数」どちらも0件(本文3,020字)[2]
🔴 悪臭防止法が対象にしているもの規制地域内の工場・事業場(「一般家庭」0件)[7]

測定条件: 2026年9月21日18時台に、当編集部が各社の公式サイトを直接取得し、NFKC正規化した本文に対して語を走査しました。走査語は「消臭」「何回」「回数」「一般家庭」「住居」です。

2社で、「消臭」の扱いが正反対だった

ユニ・チャーム「デオシート」— 名前に「消臭」が入る

ブランドサイトのラインナップ欄に並んでいるのは次の8つです[1]。

商品名名前に「消臭」
トイレシステムデオシート消臭ラボトイレシステム
ペットシートデオシート貼るだけキレイパッド
ペットシートデオシートしっかり超吸収 無香消臭タイプ
ペットシートデオシートしっかり超吸収 香り消臭タイプ
ペットシートデオシート消臭&フレグランス
ペットシートデオシート消臭&フレグランス 金木犀の香り
ペットシートデオシートPREMIUM
ペットシートデオシート足上げワンちゃん 壁貼りガード

8つのうち5つに「消臭」が入っています。ブランド名の「デオ」自体がにおいを指しているので、当然といえば当然です。

アイリスオーヤマ — 9ラインの説明文に「消臭」が0件

同じカテゴリをアイリスオーヤマ側で見ると、ペットシーツは9ラインありました。各ラインの説明文はこうです[4]。

ライン説明文
ペットシーツおしっこ1回分をしっかり吸収するシーツです。
クリーンペットシーツ吸収力に優れたペットシーツです。
スーパークリーンペットシーツ厚型の吸収力が高いシーツです。
超速吸ペットシーツスピード吸収でおしっこが広がりにくい、厚型タイプのペットシーツです。
超吸収ペットシーツ約12時間のおしっこ3回分をしっかり吸収できる、厚型タイプのペットシーツです。
香り付きウルトラシーツ厚型のソープフローラル香り付きシーツです。
香り付きペットシーツソープフローラルの香り付きシーツです。
さらさらメッシュシーツ立体メッシュ構造で足裏と吸収体との接触面を小さくしたシーツです。
犬種別シーツ人気小型犬チワワとトイプードルに最適サイズです。

「消臭」という語は1つも出てきません。代わりに並んでいるのは「吸収」と「香り付き」です。

ここは書き分けだと編集部は読みました。香りを入れているラインが2つあるのに、それを「消臭」とは呼んでいない。個別の商品ページ2本(超吸収ペットシーツ・クリーンペットシーツ)まで降りても「消臭」は0件でした[5][6]。

つまり、「消臭シートを選べばいい」という考え方は、片方のメーカーの土俵の上でしか成り立ちません。

「3日間交換無し」の条件を読む

デオシートで、におい対策としていちばん強い数字を出しているのが「消臭ラボ トイレシステム」です。ブランドサイトのバナーにも「トイレシステム 3日間交換無しでもニオわない」とあります[1]。

商品ページを開くと、こう書かれています[3]。

抗菌ドライフィルターと強力吸収・消臭マットの2層構造で3日間交換無しでもニオわない犬用トイレシステムです

マットは3日に1回、フィルターは1週間に1回の交換でOK

※レギュラーは愛犬一頭(体重4kg以下)の尿吸収時。ウンチをした場合は早く取り除いてください。

注記の中に条件が3つ入っています。

  1. 愛犬一頭(多頭飼いは対象外)
  2. 体重4kg以下(レギュラーサイズの場合)
  3. 尿吸収時(うんちをしたら早く取り除く)

4kgというのは、成犬のチワワやトイプードルの小さめの個体あたりです。「3日間」という数字は、この条件の下でのものだと分かります。条件を読まずに数字だけ持ち帰ると、自分の家では合わないことになります。

くらすけ

くらすけ

ぼくは4kgをこえてるでつ。じゃあ3日はもたないってことでつね…。

「3日間」と「12時間・3回分」は比べられない

もう一方のアイリスオーヤマで、いちばんはっきりした数字は超吸収ペットシーツの「約12時間のおしっこ3回分をしっかり吸収できる」です[5]。

この2つを並べてみます。

ユニ・チャームアイリスオーヤマ
出している数字マット3日に1回/フィルター1週間に1回[3]約12時間のおしっこ3回分[5]
何の数字か交換の間隔吸収の容量と時間
条件の明記あり(1頭・4kg以下・尿のみ)記載なし(体重・頭数の条件は本文に無い)
対象トイレシステム(2層構造)ペットシーツ1枚

単位が違うので、どちらが長持ちするかは公表値からは出せません。片方は「何日で替えるか」、もう片方は「1枚が何回ぶん吸うか」を言っています。しかも前者はシステム(フィルター+マット)、後者はシート1枚です。

編集部としては、ここは「比べられない」と書くのが正確だと判断しました。比較表をつくって順位を付けることはできますが、それは数字の意味を取り違えることになります。

家の中のにおいには、法律上の基準が無い

「消臭」という言葉に、公的な物差しはあるのでしょうか。においを扱う法律として真っ先に出てくるのは悪臭防止法です。環境省のページはこう書いています[7]。

悪臭防止法は、規制地域内の工場・事業場の事業活動に伴って発生する悪臭について必要な規制を行うこと等により生活環境を保全し、国民の健康の保護に資することを目的とする。

規制の対象は特定悪臭物質(現在22物質が指定)と臭気指数(「人間の嗅覚によってにおいの程度を数値化したもの」)で、規制基準は「敷地境界線」「気体排出口」「排出水」について定めるとあります[7]。

同ページの本文2,888字に「一般家庭」も「住居」も0件でした(2026-09-21・当編集部が走査)。

つまり、この法律は家の中のにおいを見ていません。工場や事業場が敷地の外に出すにおいを規制する法律です。だから「ペットシーツの消臭」という表示を、法令の数値と突き合わせて検証する方法は、少なくともこの法律の側にはありません。

業界の自主基準のほうは別にあり、そちらはペットの消臭で最強はどれ?表示の見方と選ぶ順番ペットの消臭スプレーで最強は?で扱っています。布製品の認証表示(SEKマーク)の読み方も前者にまとめました。

では、替えどきをどう決めるか

メーカーの数字が比べられず、法律にも基準が無いなら、替えどきは自分の家の条件で決めるしかありません。今回の調査で分かった材料から、編集部が置いた考え方は3つです。

1. メーカーの数字は、必ず条件とセットで読む

「3日間」は1頭・4kg以下・尿のみ、でした[3]。頭数が増えれば割る、体重が重ければ短くする。条件が書いていない数字(「12時間・3回分」)は、自分の犬の排尿回数に置き換えて考えるしかありません。

2. 「香り付き」と「消臭」は別の話として扱う

アイリスオーヤマが書き分けていたとおりです[4]。香りは、においを減らすのではなく重ねます。家の中で強い香りが苦手な人がいるなら、その時点で選択肢が変わります。

3. シートを替えても残るにおいは、シートの問題ではない

シートを替えた直後もにおうなら、出どころはトレー・床・壁のどれかです。よくある質問にも「犬のトイレの臭いをトレーから取る方法は?」「犬がトイレをしてる部屋が臭いのですが、どうしたらいいですか?」が入っていました[8]。掃除で落ちる範囲と工事が要る範囲の切り分けは、犬の部屋の臭い対策|掃除で落ちる範囲と、工事が要る範囲にまとめています。

トレーそのものの大きさとはみ出しについては犬のトイレトレーのサイズ|レギュラーとワイドの選び方、置き場所は犬のトイレの場所|ごはん・寝床との距離と必要な広さを参照してください。

FAQ

Q. 消臭シートを使えば臭わなくなりますか?

A. 「消臭」を名乗っているかどうかはメーカーによって違います。今回見た2社では、デオシートは8つのうち5つの商品名に「消臭」が入り[1]、アイリスオーヤマのペットシーツは9ラインの説明文に0件でした[4]。表示があるかないかで性能を比べることはできません。

Q. シートは何時間で替えればいいですか?

A. ユニ・チャームのよくあるご質問には、交換の回数や頻度の項目がありませんでした(本文3,020字に「何回」0件・「回数」0件)[2]。数字が出ているのは商品ページ側で、消臭ラボ トイレシステムは「マットは3日に1回、フィルターは1週間に1回」、ただし1頭・体重4kg以下・尿のみという条件付きです[3]。

Q. 「3日間交換無し」は普通のシートでも同じですか?

A. いいえ。これはトイレシステム(抗菌ドライフィルターと消臭マットの2層構造)の話で、ペットシート単体の数字ではありません[3]。

Q. 重曹は使えますか?

A. この質問はよくある質問の12件目に入っていましたが(相対需要1)、今回は一次資料を取れなかったため、当記事では扱っていません。出典が取れないことは書かない方針です。

Q. 庭の犬のトイレのにおいはどうすればいいですか?

A. 需要としては4番目に大きい質問(相対需要22・全体の9.5%)でしたが、今回の調査は室内のペットシーツに限っています。屋外は土・人工芝・コンクリートで条件がまったく変わるため、同じ記事では扱いません。

Q. 空気清浄機を置けば解決しますか?

A. 脱臭機との違いと置き場所はペットの空気清浄機はどこに置く?にまとめています。発生源を減らすことと、出たにおいを処理することは別の話です。

編集部の結論

今回いちばんはっきりしたのは、「消臭シート」という言葉が、メーカー共通の区分ではないということです。片方は商品名の中心に置き、もう片方は9ラインで一度も使っていません。

そのうえで、公表されている数字はこうでした。

  • ユニ・チャーム:マット3日に1回/フィルター1週間に1回(1頭・体重4kg以下・尿のみ)[3]
  • アイリスオーヤマ:約12時間のおしっこ3回分(条件の記載なし)[5]

この2つは単位が違うので、並べて優劣を付けることはできません。できるのは、自分の家の条件を数字に置き換えることだけです。頭数は何頭か、体重は何kgか、1日に何回するか。それが決まれば、どちらの数字も自分用に読み替えられます。

そして、替えても残るにおいは、シートではなくその下にあります。トレー、床、壁。そこから先は製品選びの話ではなく、住まいの話です。

シートを替えてもにおいが取れないとき、トレーの樹脂に残っているのか、床材の継ぎ目から下に入ってしまったのかは、現物を見ないと切り分けられません。写真を見ながらの確認もできますので、迷ったら無料の相談窓口をお使いください。

参考文献・出典

(すべて2026年9月21日に編集部が直接確認)

  1. ユニ・チャーム「デオシート」ブランドサイト

– ラインナップ(トイレシステム1+ペットシート7の計8):「デオシート消臭ラボトイレシステム」「デオシート貼るだけキレイパッド」「デオシートしっかり超吸収無香消臭タイプ」「デオシートしっかり超吸収香り消臭タイプ」「デオシート消臭&フレグランス 金木犀の香り」「デオシート消臭&フレグランス」「デオシートPREMIUM」「デオシート足上げワンちゃん壁貼りガード」

– 「トイレシステム 3日間交換無しでもニオわない」「オシッコ跡にペタッと貼るだけで まるごと交換なしでシートまっさら」

https://jp.unicharmpet.com/ja/deosheet/home.html (本文1,535字・読める文字99.9%)

  1. ユニ・チャーム「デオシート」よくあるご質問

– 「目的に合わせて7つのタイプがあります。」

– 「例えばデオシートの場合、レギュラー44cm×32cm(トレーにぴったり)、ワイド60cm×44cm(新聞紙大)、スーパーワイド90cm×60cm(新聞紙見開き大) となります。」

https://jp.unicharmpet.com/ja/deosheet/faq.html (本文3,020字・読める文字99.7%。「何回」0件・「回数」0件を当編集部が走査)

  1. ユニ・チャーム「デオシート 消臭ラボ トイレシステム本体セット レギュラー」

– 「抗菌ドライフィルターと強力吸収・消臭マットの2層構造で3日間交換無しでもニオわない犬用トイレシステムです」

– 「マットは3日に1回、フィルターは1週間に1回の交換でOK」

– 「※レギュラーは愛犬一頭(体重4kg以下)の尿吸収時。ウンチをした場合は早く取り除いてください。」

– 原材料名「【トイレ本体】ポリプロピレン【フィルタ―】ウレタンフォーム(無機系抗菌剤使用)、親水剤【マット】綿状パルプ、高分子吸水材、ポリエチレンフィルム、吸水紙、ホットメルト接着剤、香料入り消臭マイクロカプセル」

https://jp.unicharmpet.com/ja/products/dog/toiletcare-deosheet-4520699679142.html (本文1,272字・読める文字99.0%)

  1. アイリスオーヤマ「ペットシーツ」カテゴリページ(9ライン)

– 「ペットシーツ おしっこ1回分をしっかり吸収するシーツです。」「クリーンペットシーツ 吸収力に優れたペットシーツです。」「スーパークリーンペットシーツ 厚型の吸収力が高いシーツです。」「超速吸ペットシーツ スピード吸収でおしっこが広がりにくい、厚型タイプのペットシーツです。」「超吸収ペットシーツ 約12時間のおしっこ3回分をしっかり吸収できる、厚型タイプのペットシーツです。」「香り付きウルトラシーツ 厚型のソープフローラル香り付きシーツです。」「香り付きペットシーツ ソープフローラルの香り付きシーツです。」「さらさらメッシュシーツ 立体メッシュ構造で足裏と吸収体との接触面を小さくしたシーツです。」「犬種別シーツ 人気小型犬チワワとトイプードルに最適サイズです。」

https://www.irisohyama.co.jp/products/pet-supplies-pet-food/pet-care-sheets/pet-sheet (本文2,747字・読める文字99.9%。「消臭」0件・「抗菌」0件を当編集部が走査)

  1. アイリスオーヤマ「超吸収ペットシーツ」

– 商品特長「約12時間のおしっこ3回分をしっかり吸収できる、厚型タイプのペットシーツです。」

– 主要素材「表面材:ポリオレフィン系不織布、吸収材:吸水紙、高分子吸収体、綿状バルブ、防水材:ポリエチレンフィルム、接着剤:ホットメルト粘着剤、外装材:ポリエチレンフィルム」(CPS-88)

– 生産終了の「超吸収ウルトラクリーンペットシーツ」の主要素材「綿状パルプ、抗菌ポリマー、ポリエチレン」

https://www.irisohyama.co.jp/products/pet-supplies-pet-food/pet-care-sheets/pet-sheet/superabsorbent-ultra-clean-pet-sheets (本文3,739字・読める文字99.9%。「消臭」0件・「銀イオン」0件を当編集部が走査)

  1. アイリスオーヤマ「クリーンペットシーツ」

– 商品特長「吸収力に優れたペットシーツです。」/主要素材「綿状パルプ、抗菌ポリマー、ポリエチレン」

https://www.irisohyama.co.jp/products/pet-supplies-pet-food/pet-care-sheets/pet-sheet/clean-pet-sheets (本文3,305字・読める文字99.9%。「消臭」0件を当編集部が走査)

  1. 環境省「悪臭防止法の概要」

– 「悪臭防止法は、規制地域内の工場・事業場の事業活動に伴って発生する悪臭について必要な規制を行うこと等により生活環境を保全し、国民の健康の保護に資することを目的とする。」

– 「特定悪臭物質とは、不快なにおいの原因となり、生活環境を損なうおそれのある物質であって政令で指定するもの。(現在22物質が指定されている。)」

– 「臭気指数とは、人間の嗅覚によってにおいの程度を数値化したもの。」

– 「規制基準は[1]敷地境界線、[2]気体排出口、[3]排出水について定める。」

https://www.env.go.jp/air/akushu/low-gaiyo.html (本文2,888字・読める文字100.0%。「一般家庭」0件を当編集部が走査)

  1. ラッコキーワード(ライトプラン)。よくある質問検索「犬 トイレ 臭い」12HIT・相対需要の合計231(2026-09-21実測・当枠1クレジット)/サジェストキーワード(2026-09-11・2026-09-13・2026-09-15実測の既存ファイルから抽出・0クレジット)

https://rakkokeyword.com/

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この記事を書いた人

メーカーの仕様書やFAQを複数社ぶん並べて、書いてあることの違いを確かめてから記事にしています。「ペット用」と書いてあっても、中身は各社でけっこう違います。工事が要らないなら要らないと書きますし、間違えたら訂正を出して残します。

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