猫の脱走防止DIY|すのこの隙間と、登らせない向き

猫の脱走防止DIY|すのこの隙間と、登らせない向き
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「猫 脱走防止 diy」で調べる人が、次に何を打ち込んでいるかを数えました。33行のうち、すのこを名指しする3行だけで月1,430回あります[7]。

検索語月間検索数
セリア 100均 猫 脱走防止 diy すのこ720
猫 脱走防止 diy すのこ作り方390
猫 脱走防止 diy すのこ320
(参考)猫 脱走防止 diy ワイヤーネット210
(参考)猫 脱走防止 diy 100均210

(集計は当編集部。主軸の「猫 脱走防止 diy」自体は月590)

主軸の2.4倍です。面材の候補としては、ワイヤーネットを大きく引き離しています。

そこで編集部は、すのこを柵や扉の面に使うことを前提に、板と板のあいだが何mmなのかを調べました。結果から書くと、その数値を公表している資料は1本も見つかりませんでした。

くらすけ

くらすけ

すのこって、そのへんで売ってるやつでつよね。すき間のことなんて、誰も書いてないんでつか?

⚠️ この記事は、すのこの「強度」の話はしません。耐荷重の公表状況は猫ケージを手作り|材料の強度と、つなぎ目の見方で調べてあります。ここで扱うのはすき間と、桟の向きだけです。

目次

先に、数字だけ

  1. 🔴 すのこの「隙間」「すき間」「間隔」「桟」を書いた資料は、3本とも0件だった(3本×4語=12通りすべて)[2][5][6]
  2. 🔴 ベビーゲートのメーカーも、格子の間隔を製品ページに書いていなかった(2ページ×3語=6通りすべて0件)[3][4]
  3. 🔴 SG基準には「さん木が交差しているものは、首等が挟まらない形状であること」という項目がある(想定リスクは首絞による窒息)[1]
  4. 🔴 「足がかり」は 120×35×10mm のテンプレートで判定される(EN 1930)[1]
  5. 🔴 SG基準の本文(11,033字)に「猫」は0件[1]
  6. したがって編集部の判断は、「すのこを使うなら、買ってから定規で3か所を測る」です。買う前に確かめる方法が、公表資料の側に用意されていません

すのこの「すき間」を書いている資料が、1本も無かった

まず、実際に売られているすのこの商品ページを見ました。

資料本文「隙間」「すき間」「間隔」「桟」
ダイソー 桐すのこ[2]23,016字0件0件0件0件
ダイソー ワイヤーネット[5]23,342字0件0件0件0件
アイリスオーヤマ 押入れスノコ[6]2,502字0件0件0件0件

(走査は2026年9月20日・NFKC正規化と空白の除去をしてから検索)

書かれているのは、外側の寸法だけです。

材質:桐 商品サイズ:33cm×50cm×2.7cm 内容量:1個入[2]

押入れに敷いて使えるプラスチックタイプのスノコです。[6]

アイリスオーヤマの押入れスノコは、主要素材が「ポリプロピレン」で、1枚が 350×750×25mm(SN-35)と 400×800×25mm(SN-40)、いずれも2枚1セットです[6]。

🔴 つまり「33cm×50cm」は分かりますが、その中に板が何枚あって、あいだが何mm空いているかは分かりません。

ここで注意しておきたいのは、これは書き漏らしではないということです。すのこは本来、押入れや花台の下に敷いて風を通すためのものです。柵の面材として使うことは、売っている側が想定していない用途です。想定していない用途のための数値が書かれていないのは、当然といえば当然です(この読み取りは編集部のものです)。

⚠️ ダイソーのワイヤーネットのほうは、線の太さだけ公表されていました。「●鉄線の太さ:Φ1.6mm(外枠3.9mm)」[5]。太さは書いてあって、マス目の間隔は書いていない、という状態です。

ベビーゲートのメーカーも、間隔を書いていなかった

「猫用は書いていないが、人の子ども用なら書いてあるだろう」と考えて、ベビーゲートのメーカーも見に行きました。

こちらも書いていませんでした。

資料本文「格子」「間隔」「隙間」
日本育児「ベビーズゲイト」製品情報[3]1,757字0件0件0件
日本育児「ゲイトの選び方」[4]2,730字0件0件0件

製品情報に載っているのは、この範囲です。

商品名 ベビーズゲイト ホワイト 取付け幅 73~90cm サイズ 約 幅69×高さ76.5×厚さ2.5cm 材質 スチール[3]

🔺 ここで一段掘りました。同じサイトに取扱説明書のPDFがあったので取りに行きましたが、フォントに文字情報が埋め込まれておらず、読める文字は0.0%でした(全12ページ)。中身を確かめられていないので、「PDFにも書かれていない」とは書きません。

言えるのは、製品ページを見ているかぎり格子の間隔は分からない、というところまでです。

くらすけ

くらすけ

人の赤ちゃん用でも書いてないんでつか。じゃあ、みんなどうやって選んでるんでつ?

借りられる物差しは、2歳児のものしかなかった

では、何を基準に「これなら大丈夫」と言えばいいのか。

猫の脱走防止扉の選び方|自作の前に見る寸法と強度で調べたとおり、猫用の柵に当てはまる公的な基準はありません。いちばん近いのが、ベビーゲートのSG基準です。

🔴 先に限界を書きます。この基準の適用範囲は、資料にこう書かれています。

生後 24 か月以内の乳幼児が室内を移動することを防止するために、一般家庭の家屋に取り付けて使用する柵に適用される。[1]

据え置き型のベビーゲート等は対象外である。[1]

猫のための数字ではありません。実際、この資料の本文11,033字に「」は0件、「すのこ」も0件でした(走査は2026年9月20日)。

そのうえで、寸法に関する規定は3つです[1]。

基準想定リスク確認方法
乳幼児の手足の届く範囲に、5mm以上13mm未満の隙間がないこと(深さ10mm未満を除く)身体の挟み込み栓ゲージなどにより確認
格子の間隔が85mm未満であること危険域への立入/階段からの転落スケールなどで確認
560mmの高低差範囲に、足をかけられる構造物がないこと乗り越え/転落スケールなどで確認

(表は[1]から当編集部が作成)

このうち、すのこに正面から当たるのは3番目です。

1番目(5〜13mm)は指の挟み込みの話で、猫の脚には当てはまりません。2番目(85mm未満)は2歳児が通り抜けないための幅で、猫が通れるかどうかは想定されていません(猫の頭が通る幅は、猫の脱走防止|柵の高さと隙間、家の出口の測り方で製品の公表値を並べています)。

3番目だけが、構造の話です。「足をかけられる構造物がないこと」——ここは、相手が2歳児でも猫でも、考え方がそのまま移せます(この読み取りは編集部のものです)。

「さん木が交差しているもの」という項目があった

もうひとつ、同じ資料の「外観・構造」の側に、すのこと直接つながる項目が1つありました。

柵上端部から側面にかけて、ひも等がひっかからないこと。また、さん木が交差しているものは、首等が挟まらない形状であること。[1]

想定リスクは「首絞による窒息」、確認方法は「直径3.2mmのボールチェーン治具、スケールなどにより確認」です[1]。

🔴 「さん木が交差しているもの」——すのこは、まさにこれです。板を並べて、その裏に桟を直交させて留めた面だからです(この当てはめは編集部のものです)。

⚠️ これは「すのこは危険だ」という意味ではありません。当編集部は製品の安全性を判定していません。言えるのは、すのこと同じ構造について、乳幼児向けの基準は首の挟み込みを気にしている、というところまでです。

そして、その形状をどう確かめるかも書かれています。「スケールなどにより確認」——定規で測れる、ということです。

「足がかり」は、120×35×10mm で判定されていた

3番目の「足をかけられる構造物がないこと」は、SG基準では文章だけで、数値がありません。ところが、同じ資料の欧州規格との対比表に、判定のしかたが書いてありました。

ベビーゲートの上部中央に垂直方向に 250N の力を加える。透明の 120×35×10mm のテンプレートを2 枚使用し、どの場所にも足がかりとなるものがないことを確認する。[1]

(EN 1930 の規定として掲載されているもの[1])

🔴🔴 「足がかり」は、120×35×10mm という具体的な寸法で判定されていました。

つまり、長さ120mm・幅35mm・出っ張り10mm の板が当てられる場所があれば、そこは足がかりとみなされるという考え方です(この読み取りは編集部のものです)。

⚠️ 当編集部は、実物のすのこを測っていません。ここで書けるのは、判定に使える寸法が公表されているというところまでです。自分のすのこがこれに当たるかどうかは、買ってから定規で測れば分かります。

これが、この記事でいちばん持ち帰ってほしい部分です。すき間の数値はどこにも書いてありませんが、足がかりかどうかを自分で判定する物差しは、公開されています。

向きを変えると、はしごでなくなる

ここからは、測ったあとの話です。

すのこは、板が並んだ面と、それを支える桟の面があります。この向きをどちらにして立てるかで、足がかりの数が変わります(この考え方は編集部のものです)。

立て方桟の向き足がかりになる面
そのまま縦に立てる桟が(水平)に走る桟が水平に並ぶ=はしごと同じ並び方になる
90度回して立てる桟が(垂直)に走る水平の出っ張りが減る

🔺 これは実験した結果ではありません。EN 1930 の「どの場所にも足がかりとなるものがないことを確認する」という考え方[1]を、すのこの構造に当てはめただけです。当編集部は、猫が実際に登れるかどうかを試していません。

それでも、買う前に決められることが1つあります。すのこを縦に使うつもりなら、桟の面を猫のいる側に向けない、という選択です。

⚠️ ただし、向きを変えると別の問題が出ます。桟が縦になると、板をつなぐ位置が変わるため、つなぎ方を考え直すことになります。つなぎ目の考え方は猫ケージを手作り|材料の強度と、つなぎ目の見方にあります。

くらすけ

くらすけ

桟が横向きだと、そのまま階段になっちゃうってことでつね。言われてみれば、そうでつ。

骨組みのほうは、メーカーが想定していなかった

面材の話をしてきましたが、それを支える柱の側にも条件があります。

賃貸で穴を開けずに柱を立てる突っ張り部材については、猫の脱走防止|玄関の作り方と、賃貸で開けられる穴で、2社(平安伸銅工業・和気産業)の公表資料を当編集部が2026年9月19日に確認しています。

そこで分かったことを1行でまとめると、2社とも「扉をつける」「間仕切りにする」「登る」を想定していませんでした。片方は公式Q&Aで名指しで断り、もう片方は使用上の注意で、よじ登ることとぶら下がることを禁じています。

🔴 面材をどれだけ検討しても、柱側が想定外の使い方なら、そこで止まります。すのこの向きを決める前に、柱が立てられる床と天井かどうかを先に確かめてください。判断の順番は上の記事にまとめてあります。

自分で測る3か所

公表資料から分かることは、ここまでです。残りは、買ってから定規で測るしかありません。測る場所は3つです(この順番は編集部の判断です)。

  1. 板と板のあいだの幅。いちばん広いところを測ります。猫の頭が通る幅かどうかが最初の関門です(製品の公表値との比べ方は猫の脱走防止|柵の高さと隙間、家の出口の測り方へ)
  2. 桟の出っ張りの高さと幅。EN 1930 の考え方に当てるなら、長さ120mm・幅35mm・出っ張り10mm が目安になります[1]。これを超える水平面がいくつ並んでいるかを数えます
  3. 桟と板が交差している部分の形。SG基準が「首等が挟まらない形状であること」と書いている箇所です[1]。とがった角や、くさび状に狭くなる隙間がないかを見ます

⚠️ 1〜3は、乳幼児向けの基準を猫に当てはめた読み方です。猫に対して安全だと保証するものではありません。判定できる公的な物差しが猫用には存在しないというのが、いまの状態です[1]。

🔺 測った結果、条件を満たせないと分かったら、それは失敗ではありません。面材を替えるか、置き型の製品に切り替えるか、工事にするかの判断が、そこで早く終わります。

よくある質問

🔴 この語では、よくある質問が1件も取得できませんでした(0HIT・2026年9月20日実測)[7]。以下はサジェスト33行から編集部が組み立てたものです。質問の実需要は確認できていません。

Q. すのこのすき間は何cmなら大丈夫ですか?

A. 🔴 答えられる資料が見つかりませんでした。商品ページ3本を「隙間」「すき間」「間隔」「桟」で走査して12通りすべて0件です[2][5][6]。買ってから測ってください。

Q. 100均のすのこで作れますか?

A. 材料として売られてはいます(ダイソーの桐すのこは33cm×50cm×2.7cm・材質は桐)[2]。ただし、本記事が扱った範囲では「柵に使ってよい」と書いた資料はありません。強度の公表状況は猫ケージを手作り|材料の強度と、つなぎ目の見方にあります。

Q. 縦に使うのと横に使うので、違いはありますか?

A. 🔺 実験はしていません。ただし、EN 1930 が「どの場所にも足がかりとなるものがないことを確認する」という判定をしている以上[1]、水平の出っ張りが並ぶ向きは、足がかりの数が多くなるとは言えます(この読み取りは編集部のものです)。

Q. ベビーゲートを流用するのはどうですか?

A. SG基準の適用範囲は「生後 24 か月以内の乳幼児」で、「据え置き型のベビーゲート等は対象外」です[1]。猫向けの試験は含まれていません。寸法と強度の詳細は猫の脱走防止扉の選び方|自作の前に見る寸法と強度へ。

Q. 突っ張り棒で立てれば、賃貸でも作れますか?

A. 床材・勾配・天井の強度・高さの4つが条件になります。2社とも「扉をつける」「登る」を想定していません。猫の脱走防止|玄関の作り方と、賃貸で開けられる穴で条件を確認してください。

編集部の結論

すのこで作る人がいちばん多いのに、すのこの側には判断材料がありませんでした。

  • すのこの「すき間」を書いた資料は、3本×4語=12通りすべて0件[2][5][6]
  • ベビーゲートのメーカーも、格子の間隔を製品ページに書いていない(2ページ×3語=6通り0件)[3][4]
  • SG基準には「さん木が交差しているものは、首等が挟まらない形状であること」という項目がある[1]
  • 「足がかり」は 120×35×10mm のテンプレートで判定される(EN 1930)[1]
  • SG基準の本文11,033字に「猫」は0件[1]

編集部としては、すき間の数値を探すのをやめて、買ってから上の3か所を測ることをすすめます(この判断は編集部のものです)。探しても出てきません。そのかわり、測るための物差しは公開されています。

⚠️ 今回確認したのは、商品ページ4本と東京都の審議会資料1本、ベビーゲートメーカーのページ2本だけです。実物のすのこを測ってはいませんし、猫が登れるかどうかも試していません。製品の安全性を判定してもいません。

⚠️ 日本育児の取扱説明書PDFは、文字として読み取れなかったため出典に使っていません。そこに何が書かれているかは、確認できていません。

自分の家の場合はどうなるか

すのこの向きは、この記事で決められます。決められないのは、その面を立てる場所の条件です。

開口の幅、床材の種類、天井の下地、上がり框の高さ。ここは家ごとに違うため、記事では判定できません。測ってみて「突っ張りは無理だった」となったとき、工事にするかどうかの切り分けだけでもご相談いただけます。

相談は無料です。見積は施工会社が現地を見て作るものなので、この場では出せません。

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参考文献・出典

  1. 東京都消費生活対策審議会(令和元年度)資料3「ベビーゲート等に関する法令・規格・基準、取組」(全14ページ・本文11,033字/保存11,252字=ページ区切りを含む。「猫」0件・「すのこ」0件・「木製」0件を当編集部が実測) https://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.lg.jp/anzen/kyougikai/r1/documents/r1kyogikai-1_handout03.pdf (確認日: 2026年9月20日)
  2. 株式会社大創産業 ダイソーネットストア「桐すのこ」(本文23,016字・読める文字99.9%) https://jp.daisonet.com/products/4549131788921 (確認日: 2026年9月20日)
  3. 株式会社日本育児「ベビーズゲイト」製品情報(本文1,757字・読める文字99.6%) https://www.nihonikuji.co.jp/item/babysgate_w (確認日: 2026年9月20日)
  4. 株式会社日本育児「ゲイトの選び方」(本文2,730字・読める文字99.8%) https://www.nihonikuji.co.jp/list_cat01_selectgate (確認日: 2026年9月20日)
  5. 株式会社大創産業 ダイソーネットストア「ワイヤーネット(62cm×40cm)」(本文23,342字・読める文字99.9%) https://jp.daisonet.com/products/4550480410975 (確認日: 2026年9月20日)
  6. アイリスオーヤマ株式会社「押入れスノコ」商品情報(本文2,502字・読める文字99.9%・掲載型番 SN-35/SN-40) https://www.irisohyama.co.jp/products/storage-furniture/in-house-storage/oshiire-drawer-other/gridiron-closet (確認日: 2026年9月20日)
  7. ラッコキーワード(サジェスト33件・よくある質問検索0HIT。編集部実測・2026年9月20日)
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この記事を書いた人

メーカーの仕様書やFAQを複数社ぶん並べて、書いてあることの違いを確かめてから記事にしています。「ペット用」と書いてあっても、中身は各社でけっこう違います。工事が要らないなら要らないと書きますし、間違えたら訂正を出して残します。

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