ポストに手紙が入っていた。エレベーターで目を合わせてもらえなかった。管理会社から電話があった。
留守番中の吠えは、たいてい自分以外の誰かから知らされます。その場にいないのだから、当然です。
検索データにも、それが出ていました。「犬 留守番 吠える」から伸びる語のうち、いちばん大きいのが「苦情」(月170回)でした(2026-09-21実測)。対策50、グッズ30、マンション30を上回っています。
そして編集部が気になったのは、対策を調べようとすると出てくる言葉がほとんど「分離不安」に寄っていることでした。上位20ページの見出しを取ると、「分離不安のサイン」「分離不安への基本的な対処法」といった並びになります。
では、公的な資料は何と書いているのか。環境省の2つの資料と、自治体5件を取得して走査しました。
7件・本文合計46,219字に、「分離不安」は0件でした。
くらすけ
国が言っていないから間違い、という話ではないでつ。でも「国の資料は別の言い方をしている」なら、そっちも見たほうがいいでつ。
先に、数字だけ
| 何の数字か | 値 | 出典 |
|---|---|---|
| 「犬 留守番 吠える」の月間検索数 | 480(難易度34/CPC$0.19/競合性37) | 実測 |
| 派生でいちばん大きい語 | 「犬 留守番 吠える 苦情」月170 | 実測 |
| 読者の質問の1位 | 「留守番中に犬が吠えるのをやめさせるには?」相対需要100 | 実測 |
| 同 2位 | 「犬が留守番中に吠えるようになったのはなぜですか?」98 | 実測 |
| 「なぜ」を聞く質問 | 13件・需要の45.0% | 実測 |
| 「やめさせる」を聞く質問 | 3件・43.3% | 実測 |
| 上位20ページの平均文字数 | 2,503字(9〜11,396)/平均見出し数7.1 | 実測 |
| 🔴 公的資料7件・46,219字の「分離不安」 | 0件 | [1]〜[7] |
| 🔴 中野区の吠え対策のうち、在宅前提の助言 | 13件中9件 | [4] |
| 🔴 同、留守番中にも成立する記述 | 3件(すべて家の側の配置) | [4] |
| 🔴 「鳴き続ける原因」を列挙していた自治体 | 7件中1件(1番目が「さびしい」) | [3] |
| 🔴 国の告示(7,022字)の「留守」「不在」「長時間」「吠」 | すべて0件 | [2] |
読んでいる人は「なぜ」と「やめさせ方」を、ほぼ同じだけ聞いている
先に、読者が何を知りたがっているかを実測しました。よくある質問検索で23件、相対需要の合計291です(2026-09-21)。
重ならないように群へ分けると、こうなりました(群分けは当編集部)。
| 群 | 件数 | 相対需要 | 割合 |
|---|---|---|---|
| なぜ・理由・どうして | 13 | 131 | 45.0% |
| やめさせる・止める | 3 | 126 | 43.3% |
| 防ぐ・対策・対処 | 4 | 31 | 10.7% |
| 時間 | 2 | 2 | 0.7% |
| 病気 | 1 | 1 | 0.3% |
| 合計 | 23 | 291 | 100% |
上位2件だけで198、全体の68.0%を占めます。
1位が「留守番中に犬が吠えるのをやめさせるには?」(100)、2位が「犬が留守番中に吠えるようになったのはなぜですか?」(98)。
🔴 2位に注目してください。「吠えるようになった」、つまり以前は吠えていなかった、という聞き方です。何かが変わった、という前提で検索されています。
この記事は、その「変わったもの」を家の側から探す順番を置きます。外で何かが変わった場合の探し方は犬が急に吠えるようになった|家の外で何が変わったかで扱っているので、そちらへ渡します。
公的資料7件を走査して、「分離不安」は0件だった
走査したのは次の7件です。取得日は2026年9月21日、走査時点は同日13:05。字数はいずれもNFKC正規化後に空白を除いた値です。
| # | 資料 | 本文(空白除去後) |
|---|---|---|
| [1] | 環境省「住宅密集地における犬猫の適正飼養ガイドライン」 | 23,770字 |
| [2] | 環境省 告示第37号「家庭動物等の飼養及び保管に関する基準」 | 7,022字 |
| [3] | 武蔵野市「犬の鳴き声について」 | 2,516字 |
| [4] | 中野区「犬を飼うときのルール」 | 3,122字 |
| [5] | 埼玉県「ペットに関する相談について」 | 4,388字 |
| [6] | 横浜市(動物愛護に関するFAQ) | 3,325字 |
| [7] | 北九州市「近隣の飼い犬の吠え声について」 | 2,076字 |
| 合計 | 46,219字 |
この46,219字に「分離不安」は1件もありませんでした。
⚠️ これは「分離不安が存在しない」という意味ではありません。分離不安は獣医行動学で扱われる診断名で、当メディアが判定できるものでもありません。ここで言えるのは、飼い主向けに書かれた国と自治体の資料が、この語を使っていないということだけです。
「不在」を指す語で当てても、ほとんど空似だった
次に、不在を指しそうな語を15種類用意して当てました。留守/不在/外出/さびしい/寂し/ひとり/独り/一人/単独/分離不安/出かけ/誰もいな/だれもいな/姿が見えな/長時間。
8か所に当たりました。前後を全部読むと、6か所は別の話でした。
| 当たった語 | 実際に書かれていたこと |
|---|---|
| 「留守」(環境省) | エアコンの話。「夏場に留守にするような場合、エアコンをかけるなど、適度な室温、湿度を保つ必要があります」[1] |
| 「外出」2件(環境省) | 散歩のリードの話。「外出の際には犬は必ずリードをつけましょう」[1] |
| 「出かけ」(環境省) | ライフスタイルの話。「一緒にキャンプに出かけたり」[1] |
| 「出かけ」(北九州市) | サイト共通ナビの「お出かけキャンペーン」[7] |
| 「姿が見えな」(環境省) | 高齢期の症状の列挙。「いわゆる認知症の症状を示すこともあり、異常な食欲、無駄吠え、飼い主の姿が見えなくなると鳴く、目的無く歩き続ける、不適切な排泄など様々な症状が現れます」[1] |
| 「さびしい」「長時間」(武蔵野市) | 🟢 該当。下で扱います[3] |
件数だけ見て「8か所ある」と書いていたら、内容とは逆のことを書いていました。
そして、15語では取り逃していた記述が1つありました
環境省ガイドラインには、「飼い主がいないと鳴く」という一文があります[1]。
擬人化して扱うことや溺愛はやめましょう。溺愛しすぎると、飼い主がいないと鳴くなどの問題行動を起こすことがあります。[1]
🔴 この一文は、用意した15語のどれにも当たりませんでした。「いない」を語に入れていなかったからです。別の語で当て直して、はじめて見つかりました。
同じことを、資料は「留守」とも「不在」とも書いていません。「いない」と書いています。探す側が決めた語は、探す側にとってだけ自然な語です。
⚠️ この一文そのものは、当メディアの犬が吠える相手が飼い主のとき|家で見直す3か所が先に扱っています。本記事で新しいのは「15語では取り逃した」という走査の側の話で、記述の発見ではありません。
自治体の吠え対策は、「その場にいる」前提で書かれている
7件のうち、飼い主向けに具体的な吠え対策を書いていたのは中野区でした[4]。「吠」の13件をすべて読んで分類すると、こうなります(分類は当編集部)。
| 中身 | 件数 |
|---|---|
| 苦情の内容の列挙(吠え声などの騒音) | 1 |
| 🔴 飼い主がその場にいる前提の助言 | 9 |
| 🟢 家の側の配置の話 | 3 |
在宅前提の9件は、たとえばこういう書き方です[4]。
犬が吠えているときは、犬と目を合わせず無視をしましょう。
しばらくすると犬はあきらめておとなしくなりますので、吠えるのを止めたら思いっきりほめて相手をしてあげましょう。
犬は知らないことに反応して吠えることがあります。この音は何?と疑問を持たせないで、この音はこういうものだから大丈夫!ということを教え、むだに吠えることをなくさせましょう。
目を合わせない、止めたら褒める、大丈夫だと教える。どれも人がそこにいないと成立しません。
留守番中に吠えている犬に対して、この3つは使えません。間違っているからではなく、条件が合わないからです。
くらすけ
「無視しましょう」は、見ていられる人にだけ言える言葉でつね。いない人には順番が違うでつ。
留守番中にも成立していたのは、3件だけだった
同じページの中で、人がいなくても成り立つ記述は3件でした。そしてどれも家の側の話です[4]。
家の中で犬を放し飼いにしていると、犬が家の周りを歩く人たちに反応して吠えるようになる場合があります。そうならないように犬と遊んだり世話をするとき以外は、柵などのサークルの中に入れておいてあげましょう。犬も自分のテリトリーができて、安心していられます。
吠え癖のある犬はベランダや庭に出さないようにしましょう。
つまり「犬をどこに置くか」です。しつけでも道具でもなく、居場所の話でした。
環境省ガイドラインも、吠えの打ち手として同じ方向を書いています。「外部からの刺激で吠えるような場合には、原因を調べてそれにあった対策を行います。」に続けて、居場所を移すこと・外から見えないようにすることを挙げています[1]。⚠️ ただしこの記述はガイドラインの「屋外で飼う場合」の項にあります。窓と視界の切り方は通行人に吠える犬|窓から見える範囲の切り方で扱っています。
「鳴き続ける原因」を列挙していたのは、7件中1件だった
7件のうち、原因を並べていたのは武蔵野市だけでした[3]。
本来、犬は長時間鳴き続けることは少ないものです。鳴き続ける原因としては、さびしい、危険が迫っている、知らない人や他の動物に対する警戒、高齢による認知症などが考えられます。
4つの原因のうち、1番目が「さびしい」です。
🔴 ただし、武蔵野市は「留守番」という語を使っていません。4つのうち3つ(さびしい・警戒・高齢による認知症)は留守番中にも起こりうるものですが、そう書いてあるわけではありません(この読み取りは当編集部です)。
前半の一文も、編集部としては重く読みました。「本来、犬は長時間鳴き続けることは少ない」。裏返すと、長時間続いているなら、それ自体が通常ではないということになります。
同じページには、こうも書かれています[3]。
現行の法令では、飼育動物の鳴き声に対する規制はありません。
⚠️ この点は犬が夜中に吠えると近所迷惑?苦情の前に家ですることで先に扱っています。苦情が入ったあと何が起きるかは、そちらを読んでください。
残りの3件は、飼い主向けではなかった
埼玉県[5]、横浜市[6]、北九州市[7]の3件は、困っている近隣の人向けのページでした。どこに相談すればよいかが書かれていて、飼い主向けの対策は1行もありません。
北九州市が書いているのは、行政側の手順です[7]。
動物愛護センターでは、飼い主が特定できている場合は、その飼い主の自宅に伺い、近隣の方が犬の鳴き声で迷惑している事実をお伝えしたうえで飼い方等についての指導や注意喚起を行っていますので、対象となる犬の飼い主の住所、氏名等について情報をお寄せください。
探すと「相談窓口の案内」が先に出てくるのは、こういう理由です。飼い主向けの情報のほうが、そもそも少ない。
国の告示が家の側に求めていること
法令の側も見ました。環境省告示第37号「家庭動物等の飼養及び保管に関する基準」(本文7,022字)です[2]。
「留守」「不在」「外出」「長時間」「吠」は、すべて0件でした。
⚠️ 「吠」が0件であること自体は、当メディアの犬が吠えるしつけ|何に吠えているかの見分け方が先に実測しています。本記事の発見ではありません。
鳴き声について書かれているのは、この一文です[2]。
犬の所有者等は、頻繁な鳴き声等の騒音又はふん尿の放置等により周辺地域の住民の日常生活に著しい支障を及ぼすことのないように努めること。
「長い」ではなく「頻繁な」。時間の長さではなく、回数の側で書かれています。
そして、家の側に求めていることはこう書かれています[2]。
所有者等は、次の事項に留意し、家庭動物等の種類、生態、習性及び生理に応じた必要な運動、休息及び睡眠を確保し、並びにその健全な成長及び本来の習性の発現を図るように努めること。
運動・休息・睡眠。留守番の時間は、このうち「休息及び睡眠」が取れているかどうかで見ることになります。吠えの話としては書かれていませんが、場所の条件の話です。
家の側でできることの順番
ここまでの材料で言えることを並べます。効果を保証するものではありません。資料が示しているのは原因の候補と居場所の考え方までで、効果を測った試験ではないからです。
1. まず「留守番中だけか」を分ける
在宅中にも吠えているなら、場面ごとの切り分けが先になります。何に吠えているかの見分け方は犬が吠えるしつけ|何に吠えているかの見分け方、時刻・長さ・回数の残し方は犬がずっと吠える|記録の取り方と家で見る場所にまとめています。
留守番中だけなら、次へ進みます。
2. 犬の居場所が、外の刺激に触れているか
中野区が挙げていたのは「家の周りを歩く人たちに反応して吠えるようになる場合」でした[4]。放し飼いにしていると起きる、と書かれています。
- 犬が自由に動ける範囲から、道路に面した窓が見えるか
- 玄関ドアの前を通る足音が届く位置に寝床があるか
- ベランダや庭に出したままにしていないか(「吠え癖のある犬はベランダや庭に出さないようにしましょう」[4])
窓から見える範囲の切り方は通行人に吠える犬|窓から見える範囲の切り方、インターホンの音は犬が吠えるインターホン対策|音を消せる機種と消せない機種で扱っています。
3. 囲いの中を「休息及び睡眠」が取れる状態にする
告示が求めているのは運動・休息・睡眠の確保です[2]。中野区は「犬も自分のテリトリーができて、安心していられます」と書いています[4]。
囲いの大きさは犬の留守番のケージ|大きさの決め方と体格別の目安、置き場所は犬のケージの置き場所|リビング・寝室・和室の選び方、中の配置は犬のトイレトレーニング|サークルの中の置き方と広さにあります。
⚠️ 囲いに布をかけて音を減らす方法は、効く音と効かない音が分かれます。犬のケージの防音カバーは効果ある?効く音と効かない音で各社の公表値を並べています。
4. 出かける前の家の状態を見る
留守番そのものの安全確認は犬の留守番|出かける前に家で見る5か所、不在の時間の考え方は犬の留守番の時間|何時間までかは家の条件で決まる、共働きの家は犬の留守番と共働き|不在は何時間か、家の準備にまとめています。
夏場の室温は環境省ガイドラインも名指ししています。「夏場に留守にするような場合、エアコンをかけるなど、適度な室温、湿度を保つ必要があります」[1]。室温そのものは「断熱リフォームは効果なし」? ペットの留守番から調べたら、犬の適温が資料で11度ずれていましたで扱っています。
5. 苦情がすでに来ているなら、音を外へ出さない側も要る
派生KWの最大が「苦情」(月170)だったことからすると、この記事を読んでいる人のかなりの割合が、すでに言われている段階だと考えられます。
音を外へ出さない工事は犬の鳴き声の防音対策|「吸音材を貼る」が効かない理由から始めると内窓で犬の鳴き声はどこまで静かになる?「15dB」と「30dB」の意味を確かめましたにまとめています。壁より窓のほうが音を通します。
家の側では決まらないこと
正直に書いておきます。
「さびしい」が原因だった場合、家の設計では解けません。武蔵野市が4つの原因の1番目に挙げているものですが[3]、これは犬の状態の話であって、間取りや建材の話ではありません。
上位ページが「分離不安」を主題にしているのも、おそらくここに理由があります。ただし分離不安は診断名で、当メディアは判定できません。
また、武蔵野市は4つ目に「高齢による認知症」を挙げています[3]。環境省ガイドラインも、高齢期の症状として「異常な食欲、無駄吠え、飼い主の姿が見えなくなると鳴く、目的無く歩き続ける、不適切な排泄」を列挙しています[1]。中野区は「犬は体のどこかが痛いときや具合が悪いときに吠えることがあります」とも書いています[4]。
年齢が上がってから始まった場合や、他の変化を伴う場合は、かかりつけの獣医師にご相談ください。
🔴 この記事で書けるのは、「家の側で減らせる刺激がまだ残っているか」までです。それを全部やっても続くなら、家の話ではないという判断材料になります。
費用はいくら?
居場所を動かすだけなら費用はかかりません。まずここからです。
工事になるのは、外の刺激を切る側と、音を外へ出さない側です。
| やること | 費用の考え方 |
|---|---|
| 犬の居場所を変える・サークルを置く | 0円(家具の移動のみ) |
| 窓から見える範囲を切る(フィルム・目隠し) | 窓の枚数と面積で変わる |
| 内窓の設置 | 窓の寸法・ガラスの種類・枚数で変わる。断熱の補助金の対象になる場合がある |
⚠️ 金額の目安は、窓の寸法と現在のサッシで変わるため、この記事では出しません。内窓の効果の数値と補助金の条件は内窓で犬の鳴き声はどこまで静かになる?「15dB」と「30dB」の意味を確かめましたとペットリフォームで補助金は使える?内窓なら最大14万円/箇所、ただし条件がありますにまとめています。
よくある質問
Q. 留守番中に吠えるのをやめさせるには?(相対需要100・質問の1位)
A. まず犬の居場所が外の刺激に触れていないかを見てください。中野区は「家の中で犬を放し飼いにしていると、犬が家の周りを歩く人たちに反応して吠えるようになる場合があります」として、囲いに入れることを挙げています[4]。⚠️ よく紹介される「吠えているときは無視する」は、留守番中には実行できません。在宅時のやめさせ方は犬が吠えるのをやめさせる|道具の前に家で見る順番で扱っています。
Q. 留守番中に吠えるようになったのはなぜですか?(98・質問の2位)
A. 「以前は吠えていなかった」なら、何が変わったかを先に探すことになります。家の外で変わったことの探し方は犬が急に吠えるようになった|家の外で何が変わったかにまとめました。⚠️ 武蔵野市が挙げる原因は「さびしい、危険が迫っている、知らない人や他の動物に対する警戒、高齢による認知症」の4つです[3]。このうち家の側で扱えるのは「警戒」の部分だけです。
Q. 留守番中ずっと吠える犬は病気ですか?(1)
A. 当メディアは判定できません。武蔵野市は「本来、犬は長時間鳴き続けることは少ないものです。」と書いています[3]。中野区は「犬は体のどこかが痛いときや具合が悪いときに吠えることがあります」としています[4]。長く続いている場合や、他に変わったことがある場合は、かかりつけの獣医師にご相談ください。
Q. 分離不安ではないでしょうか?
A. 🔴 今回走査した公的資料7件・46,219字に、「分離不安」という語は0件でした[1]〜[7]。これは「分離不安ではない」という意味ではありません。獣医行動学で扱われる診断名で、判定は獣医師の領域です。当メディアが書けるのは、家の側で減らせる刺激がまだ残っているかどうかまでです。
Q. 吠え防止グッズは効きますか?(サジェスト「犬 留守番 吠える グッズ」月30)
A. 今回の7件には、道具についての記述がありませんでした。告示に「用具」「器具」「首輪」が0件であることは犬が吠えるのをやめさせる|道具の前に家で見る順番で実測しています。そちらをご覧ください。
Q. マンションですが、苦情が来たらどうなりますか?(サジェスト「犬 留守番 吠える マンション」月30)
A. 北九州市は「飼い主が特定できている場合は、その飼い主の自宅に伺い」指導や注意喚起を行うと書いています[7]。苦情が入ってからの流れは犬が夜中に吠えると近所迷惑?苦情の前に家ですることにまとめました。
編集部の結論
留守番中の吠えは、在宅中の吠えとは対策の条件が違います。
よく紹介される方法のうち、「吠えているときに無視する」「止めたら褒める」「大丈夫だと教える」は、人がその場にいないと成立しません[4]。中野区のページで留守番中にも成立していたのは13件中3件で、どれも犬をどこに置くかの話でした[4]。
そして、公的資料7件・46,219字を走査して「分離不安」は0件でした[1]〜[7]。上位ページの見出しがこの語で埋まっているのとは対照的です。かわりに自治体が原因の1番目に置いていたのは「さびしい」[3]、国の告示が家の側に求めていたのは「必要な運動、休息及び睡眠」[2]でした。
編集部として言えるのは、手が届くのは「犬の居場所」と「そこから何が見えるか・聞こえるか」の2つだ、というところまでです。
そのうえで、武蔵野市の「本来、犬は長時間鳴き続けることは少ないものです。」[3]は、そのまま読むべきだと考えます。長時間続いているなら、家の側を全部やっても残る可能性があります。そのときは獣医師の領域です。
くらすけ
家でできることを全部やってみて、それでも続くなら「家の話じゃない」と分かるでつ。それも進んでるってことでつ。
次に読む
- 犬の留守番|出かける前に家で見る5か所 — 留守番そのものの安全確認
- 犬が急に吠えるようになった|家の外で何が変わったか — 「吠えるようになった」場合
- 通行人に吠える犬|窓から見える範囲の切り方 — 外の刺激を切る
- 犬がずっと吠える|記録の取り方と家で見る場所 — どれくらい続いているかを残す
- 犬が夜中に吠えると近所迷惑?苦情の前に家ですること — 苦情が来ている場合
- 犬の鳴き声の防音対策|「吸音材を貼る」が効かない理由から始める — 音を外へ出さない側
家ごとに違う部分は、写真を見ながら相談できます
犬の居場所を動かせるか、道路に面した窓から何が見えるか、内窓を入れられるサッシかは、間取り・窓の寸法・サッシの種類・建具の位置で変わります。記事で比べられるのはここまでで、自分の家で何ができるかは、現状を見ないと決まりません。
工事が必要かどうかの切り分けから、無料の相談窓口でご相談いただけます。
※本記事は住まいづくりの観点から一般的な情報を提供するものであり、個々のペットの診断・治療に代わるものではありません。歩き方や行動に気になる変化がある場合は、かかりつけの獣医師にご相談ください。
参考文献・出典
- 環境省「住宅密集地における犬猫の適正飼養ガイドライン」(全24ページ)
– 「擬人化して扱うことや溺愛はやめましょう。溺愛しすぎると、飼い主がいないと鳴くなどの問題行動を起こすことがあります。」
– 「西日が強く当たるような環境や夏場に留守にするような場合、エアコンをかけるなど、適度な室温、湿度を保つ必要があります。」
– 「外出の際には犬は必ずリードをつけましょう。」
– 「いわゆる認知症の症状を示すこともあり、異常な食欲、無駄吠え、飼い主の姿が見えなくなると鳴く、目的無く歩き続ける、不適切な排泄など様々な症状が現れます。」
– 「外部からの刺激で吠えるような場合には、原因を調べてそれにあった対策を行います。」
– ⚠️ 当編集部が本文を取得し、NFKC正規化・空白除去後の23,770字を走査。「分離不安」0件(走査時点 2026-09-21 13:05)
– https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2202.pdf (確認日 2026-09-21)
- 環境省 告示第37号「家庭動物等の飼養及び保管に関する基準」(全5ページ)
– 「犬の所有者等は、頻繁な鳴き声等の騒音又はふん尿の放置等により周辺地域の住民の日常生活に著しい支障を及ぼすことのないように努めること。」
– 「所有者等は、次の事項に留意し、家庭動物等の種類、生態、習性及び生理に応じた必要な運動、休息及び睡眠を確保し」
– ⚠️ 当編集部が本文7,022字(NFKC・空白除去後)を走査。「留守」「不在」「外出」「長時間」「吠」「分離不安」すべて0件(走査時点 2026-09-21 13:05)
– https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/laws/nt_r02_21_1.pdf (確認日 2026-09-21)
- 武蔵野市「犬の鳴き声について」(更新日 2026年1月9日)
– 「犬など、動物の鳴き声に関する苦情が寄せられることがあります。」
– 「現行の法令では、飼育動物の鳴き声に対する規制はありません。」
– 「本来、犬は長時間鳴き続けることは少ないものです。鳴き続ける原因としては、さびしい、危険が迫っている、知らない人や他の動物に対する警戒、高齢による認知症などが考えられます。」
– 「犬の鳴き声は、飼い主が適切なしつけをすることによって改善できることがあります。」
– ⚠️ 当編集部が本文2,516字(NFKC・空白除去後)を走査。「留守」「不在」「分離不安」0件
– https://www.city.musashino.lg.jp/kurashi_tetsuzuki/pet/1005120.html (確認日 2026-09-21)
- 中野区「犬を飼うときのルール」
– 「犬が吠えているときは、犬と目を合わせず無視をしましょう。」
– 「しばらくすると犬はあきらめておとなしくなりますので、吠えるのを止めたら思いっきりほめて相手をしてあげましょう。」
– 「犬は知らないことに反応して吠えることがあります。この音は何?と疑問を持たせないで、この音はこういうものだから大丈夫!ということを教え、むだに吠えることをなくさせましょう。」
– 「また、犬は体のどこかが痛いときや具合が悪いときに吠えることがあります。」
– 「家の中で犬を放し飼いにしていると、犬が家の周りを歩く人たちに反応して吠えるようになる場合があります。そうならないように犬と遊んだり世話をするとき以外は、柵などのサークルの中に入れておいてあげましょう。犬も自分のテリトリーができて、安心していられます。」
– 「吠え癖のある犬はベランダや庭に出さないようにしましょう。」
– ⚠️ 当編集部が本文3,122字(NFKC・空白除去後)を走査。「吠」13件の前後をすべて読み、苦情の列挙1/在宅前提の助言9/家の側の配置3 に分類した(分類は当編集部)。「留守」「不在」「さびしい」「分離不安」0件
– https://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/kenko_hukushi/pet-eisei/pet-doubutsu/inu-rule.html (確認日 2026-09-21)
- 埼玉県「ペットに関する相談について」
– ⚠️ 困っている近隣の人向けの相談窓口の案内で、飼い主向けの吠え対策の記述は無い。当編集部が本文4,388字(NFKC・空白除去後)を走査し、「吠」0件・「鳴」2件(いずれも「お隣で飼っている犬の鳴き声が大きい」等の相談例)・「分離不安」0件
– https://www.pref.saitama.lg.jp/a0706/doubutu/pet-soudan.html (確認日 2026-09-21)
- 横浜市「近所に迷惑な犬や猫の飼い方をしている人がいる、虐待している人がいるので指導して欲しい」
– ⚠️ 当編集部が本文3,325字(NFKC・空白除去後)を走査。「吠」0件・「鳴」0件・「分離不安」0件
– https://www.city.yokohama.lg.jp/faq/kukyoku/iryo/doubutsu-aigo/20211014123925978.html (確認日 2026-09-21)
- 北九州市「近隣の飼い犬の吠え声について(寄せられた市民のこえ)」(更新日 2024年11月6日)
– 「動物愛護センターでは、飼い主が特定できている場合は、その飼い主の自宅に伺い、近隣の方が犬の鳴き声で迷惑している事実をお伝えしたうえで飼い方等についての指導や注意喚起を行っていますので、対象となる犬の飼い主の住所、氏名等について情報をお寄せください。」
– ⚠️ 当編集部が本文2,076字(NFKC・空白除去後)を走査。「分離不安」0件。「出かけ」1件はサイト共通ナビの「お出かけキャンペーン」
– https://www.city.kitakyushu.lg.jp/category/90001182.html (確認日 2026-09-21)

